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菅原経産相が辞任、秘書の香典配布で-後任に梶山元地方創生相

更新日時
  • 国会停滞することは本意ではない、慚愧に堪えない-菅原氏
  • 任命責任は私にあり、国民に深くおわびする-安倍首相

菅原一秀経済産業相は25日、地元有権者に秘書が香典を配った問題などで辞任した。閣僚辞任は9月の内閣改造後初めてで、安倍晋三政権にとって打撃となる。

  安倍首相は官邸で記者団に、後任に梶山弘志元地方創生担当相を充てることを明らかにした。その上で「任命責任は私にあり、こうした事態になってしまったことに対して国民の皆さまに深くおわびする」と述べた。

  菅義偉官房長官は閣議後の記者会見で、政権への影響を問われ、「改めて襟を正し、国民の信頼回復に努めていかなければならない」と語った。菅原氏の問題は「本人が説明をしていくことになるだろう」と述べた。公職選挙法によると、香典は政治家自身が弔問して持参する場合を除き、寄付行為として罰則の対象となる。

Japan's Prime Minister Shinzo Abe Reshuffles Cabinet

菅原氏

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  菅原経産相は同日午前の会見で、辞任を決断した理由について「国会が停滞し、法案審議ができないということは私の本意ではない」と話し、「任期途中での辞任は慚愧(ざんき)に堪えない」と語った。 

  24日発売の週刊文春は、菅原氏の公設秘書が今月、東京・練馬区内の葬祭場に香典を持参したほか、事務所から故人の枕元に供える枕花を最近発注したと報じた。大型連休前後には後援会幹部にリンゴを配ったという。

  会見で菅原氏は、「17日の通夜の時間に台風19号の閣僚会合が入ったため私は行けず、結果的に秘書が香典を出した。翌日の葬儀で私も香典を持って行った」と釈明した。

  菅原氏は商社勤務、東京都練馬区議、都議を経て2003年の衆院選で初当選し、現在6期目。経産副大臣、財務副大臣などを歴任した後、9月の改造で初入閣した。菅官房長官を支える無派閥議員のグループ「令和の会」のメンバー。57歳。

(更新前の記事は日付を訂正済み。菅官房長官の発言を第3段落に追加しました)
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