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上昇続くソフトバンクGのCDS、WeWork絡みで上げ余地の声も

  • 23日に250.8bpと1月中旬以来の水準-270bp試すとトレーダー
  • 11月6日の決算発表を見極めたい-LTVで別のトレーダー
SoftBank's Blockbuster IPO Said to Hit Retail Sales Target
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
SoftBank's Blockbuster IPO Said to Hit Retail Sales Target
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

ソフトバンクグループの社債保証コスト(CDS)上昇が続いている。支援するウィーワークの不透明感で一段の上げ余地があるとの見方もある。

  CMAによるとCDSは6日連続高で250.8bpまで23日に上がり、1月中旬以来の高水準を更新した。すでに1兆円程度を出資しているウィーワークについてソフトバンクGは23日、総額95億ドル(約1兆円)規模の支援策を発表した。市場は信用力評価の指標の投資資産価値(LTV、純有利子負債を保有株式価値で割った比率)への影響を懸念をしている。日本企業128社の平均CDSは横ばいの47bp程度。

ソフトバンクG社債保証コスト

  ブルームバーグのデータによるとソフトバンクGが9月6日起債した社債1000億円の価格も下落、国債スプレッド(利回り格差)は最大に拡大した。日本株全体が年初来高値を更新する中で株価も1月の低水準に接近している。市場が注目しているウィーワーク支援がLTVに与える影響については、11月6日のソフトバンクGの決算発表を見極めたいとの声が出ている。

  あるトレーダーはソフトバンクGのCDSについて、支援策での株式公開買い付け(TOB)で全体に占めるウィーワークの割合が高まることを懸念しており、1月の270bp台を付けても不思議ではないと述べた。別のトレーダーは、CDS上昇ペースは緩やかで信用リスクを本格的に織り込んでいるようには見えないと指摘した。決算発表での孫正義社長の説明などを見極めつつ、方向性を探るとしている。

  LTVについては大和証券の大橋俊安チーフクレジットアナリストが、資金支援を全て負債で賄いビジョンファンドの保有株式価値をゼロと仮定した過度なストレス下であっても「同社の管理目標である25%未満に収まる」と24日付のリポートで分析した。信用力評価への悪影響は限定的だとしている。

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