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明治安田生命:円債、ヘッジ外債はやや増加-19年度下期運用計画

更新日時
  • 米子会社の商業用不動産ローンや社債ファンドに1000億円-23年3月
  • 不動産に今後10年間で約3500億円を投資、合併以来最大規模

明治安田生命保険の2019年度下期運用計画では、高水準の利回りを確保できる良質なクレジット資産を厳選して円建て債券やヘッジ付き外貨建て債券の残高を増やす計画だ。米国の利下げにより米ドル建て債券のヘッジコストが低下傾向にあり投資妙味が出てきた。

  24日記者説明した中野康一運用企画部長によると、円建て保険販売からの新規投資財源は年間で2兆7600億円を見込んでおり、下期はその半分よりやや多くなるという。下期は円建て債の残高はやや増加する見込み。

  ヘッジ付き外債は、内外金利、ヘッジコスト水準に鑑みて、円建て債券とのトータルリターンの比較で優位であれば積み増す。米国の長期金利は低下傾向にあるが、ヘッジコストは短期金利に連動し、利下げにより低下するとみる。中野氏はヘッジ外債について、為替予約を更新するたびにヘッジコストが下がってくること考えると他の資産より投資妙味があると指摘した。

  国内株の残高は横ばい。株式の収益性は相対的に高いと見ており、簿価占率の上昇を抑えつつ銘柄を入れ替える。ファンドを通じた投資については割安と判断される水準で効果的に積み増す。外国株等の残高は減少計画だが、収益力向上の観点から米子会社のスタンコープが運用する商業用モーゲージローンや社債などのファンドに2023年3月末までに1000億円程度を投資する予定だ。

  不動産は市場を見極めながら、投資対象をオフィス以外にも拡大し、残高は増加を見込む。長期・安定収益確保と地域貢献の観点から、合併以来最大規模となる今後10年間で約3500億円を投資する計画。新規取得に加え、保有不動産の再開発や建て替えのほか、私募ファンドや私募リートなど有価証券投資も含める。中野氏は「合併してしばらく物件集約もあり売却が多かったが、超低金利下で不動産の安定的利回りに再注目した」と述べた。

【2019年度下期の運用計画一覧】

単位:億円国内債外債

ヘッジ

外債

オープン

外債

国内株新規成長等
第一横ばい

金利水準

次第

為替水準

次第

減少
明安やや増加やや増加横ばい横ばい
住友増加横ばい増加増加
富国▲200300▲300200100
大樹数百程度

▲数百

程度

1100程度

(販売動向次第)

横ばい100程度

日本10年債

(%)

日本20年債

(%)

米国10年債

(%)

日経平均

(円)

ダウ

(ドル)

ドル円

(円)

ユーロ円

(円)

第一

▲0.40~0.00

(▲0.20)

1.00~1.80

(1.50)

18000~24000

(21000)

24000~28000

(26000)

100~110

(105)

105~125

(118)

明安

▲0.30~0.05

(▲0.25)

1.20~2.00

(1.60)

20000~23000

(21500)

24500~28500

(27000)

102~111

(107)

113~125

(118)

住友▲0.35

~0.10

(▲0.15)

1.30~2.30

(1.80)

19000~24500

(22000)

24000~29000

(27000)

100~115

(109)

110~130

(119)

富国

▲0.30~0.20

(0.00)

0.10~0.60

(0.30)

1.30~2.30

(1.80)

19000~24000

(22000)

24000~29000

(27000)

100~115

(108)

110~130

(120)

大樹

▲0.30~▲0.05

(▲0.20)

0.05~0.35

(0.20)

1.10~1.90

(1.50)

19800~22600

(21200)

24500~27500

(26000)

100~110

(105)

109~120

(113)


※第一生命、明治安田生命、住友生命、富国生命は下期のレンジ(19年3月末予想)
※大樹生命(旧三井生命)は19年度末のレンジ(19年3月末中心)

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