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10月23日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上げ失う、逃避先通貨が下落-リスク選好ムード

  23日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が上げを失った。リスク選好ムードがやや戻り、逃避先通貨は下げた。英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、EU側が新たな離脱期限を決定すると見込まれる25日に投資家は注目している。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は遅い時間に日中安値を付けた
    • 原油やオフショア人民元が上昇する中、ユーロやポンド、ニュージーランド・ドル、カナダ・ドルが日中高値をつけたのが背景
    • ドルは主要10通貨の大半に対し下落
  • ポンド相場は不安定な動きが続いた。EU離脱期限延期の可能性が取り沙汰される中、遅い時間に日中高値となった
  • ニューヨーク時間午後4時52分現在、ポンドはドルに対して0.4%高の1ポンド=1.2918ドル
    • 一時の0.2%安から持ち直した
  • ドルは対円で0.2%高の1ドル=108円69銭。米10年債利回りが上昇する中で買われた
  • ユーロはドルに対してほぼ変わらずの1ユーロ=1.1130ドル
    • 欧州中央銀行(ECB)および、ノルウェーとスウェーデン中銀の政策発表が待たれている
  • カナダ・ドルはニューヨーク時間の大半で上昇を続け、3カ月ぶり高値を試した。予想外の原油在庫減少を示した米政府統計が追い風

原題:Greenback, Havens Slip Amid Improved Risk Sentiment: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が小反発、決算に注目-原油は続伸

  23日の米株式相場は小幅に反発。一連の企業決算に注目が集まった。米10年債は上げを消した。

  • 米国株は小反発、アップルは最高値更新-半導体は安い
  • 米国債は上げを消す、10年債利回り1.76%
  • NY原油先物は続伸、米原油在庫が予想外に減少
  • NY金先物は反発、英EU離脱巡る混乱で逃避需要

  S&P500種株価指数は3000台で引けた。アップルが最高値を更新。モルガン・スタンレーが同社の目標株価を引き上げた。ボーイングを中心にダウ工業株30種平均も上昇。同社は737MAXの生産が大幅増加するとの見通しを示した。キャタピラーも高い。需要に合わせて生産を縮小する姿勢が好感された。一方、フィラデルフィア半導体株指数は約2%安。テキサス・インスツルメンツ(TI)が前日夕に示した業績見通しが市場予想に届かなかったことを嫌気した。

  S&P500種は前日比0.3%高の3004.52。ダウ平均は45.85ドル(0.2%)上げて26833.95ドル。ナスダック総合指数は0.2%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りはほぼ変わらずの1.76%。

  米中摩擦の継続で信頼感が弱まる中、相次いで発表される企業決算は世界経済の強さを測る指標となる。TIは貿易摩擦で顧客が一段と慎重になっていると警告。キャタピラーは顧客の購入が減速している理由として「経済的な不確実性」が高まっていることを挙げた。

  ワシントン・クロッシング・アドバイザーズのシニアポートフォリオ・マネジャー、ケビン・キャロン氏は「決算におけるモメンタムはかなり急激に減速したため、業績の伸びに対してあまり大きな期待はない」と指摘。「米国外の減速に関する懸念を示す証拠が明らかに増えている」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。ほぼ1カ月ぶりに一時1バレル=56ドルを付けた。米エネルギー情報局( EIA)の週間統計で米原油在庫が予想外に減少し、需要が強まりつつあることが示唆された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は1.49ドル(2.7%)高の55.97ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は1.47ドル上げて61.17ドル。

  ニューヨーク金先物相場は4営業日ぶりに上昇し、1週間ぶりの大幅高となった。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る混乱で逃避先資産の需要が支えられた。チリなどで今週、抗議デモが起きたことも不確実性を高めた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.6%高の1オンス=1495.70ドルで終了した。

原題:Stocks Rise After Earnings; Treasuries Erase Gains: Markets Wrap(抜粋)

Oil Climbs After Surprise Decline in U.S. Crude Stockpiles

PRECIOUS: Gold Advances Amid Brexit Turmoil, Drop in Yields

◎欧州債:ドイツ債が上げ縮小、イタリア債下落-PMIやECB控え

  23日の欧州債市場でドイツ債が上げ幅を縮小。24日はユーロ圏のPMI統計、ECBの政策金利が発表される。ドラギ総裁にとっては最後の政策委員会会合となるが、市場予想では金融政策は据え置かれる見込みだ。英国債も上げ縮小。アイルランドは英国のEU離脱期限の延期に支持を表明した。

  • イタリア債は下落。一時の上げを失った。同国財務省が8年債を67億5000万ユーロ発行したが、これは2018年5月以降で最大規模だった
  • アイルランドのバラッカー首相はEU離脱協定案が英議会で批准されたら、新たな離脱期限が設定されても英国は期限前に離脱できるだろうと述べた
  • EU当局者は来年1月31日までと見込まれる離脱期限延期を承認するかどうか、25日に決定する可能性が高いと発言
  • ドイツ10年債利回りは3bp低下してマイナス0.40%、フランス10年債利回りは3bp下げてマイナス0.09%。イタリア10年債利回りは2bp上げて0.94%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds Pare Gains, BTPs Fall Before PMIs, ECB: End-of-Day Curves(抜粋)

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