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中国、林鄭行政長官交代を検討-北京から情報入手と親中派の香港議員

  • 体制寄りの立場を取る田北辰議員がインタビューで述べた
  • 恐らく来年の2月か3月にある種の行動-田議員

中国政府は香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官を交代させる計画を検討している。香港立法会(議会)で体制寄りの立場を取る田北辰議員が23日述べた。数カ月にわたる民主化要求デモがアジアの金融センターである香港を揺るがし続けていることから、中国政府が戦略を変化させた可能性がある。

  インタビューに応じた田議員は、2020年に香港行政長官の職に就ける複数の候補者を中国政府が検討していると発言。この情報は北京から得たと明らかにした。

  英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は先に、中国政府が林鄭長官を更迭し、代わりに「暫定」行政長官を置く計画を策定中だと報じていた。

  FTはこの計画の説明を受けた匿名の関係者の話を引用し、習近平国家主席がこの計画の実行を決定すれば、後任の行政長官は来年3月までに就任する見込みだと伝えた。

  田議員は「事態を長引かせるのは実際に誰にとっても悪い。香港にとっても警察にとってもそうだ。そのため、行動を起こす必要がある。私が聞いたのは、それは来年で、恐らく2月か3月だということだ」と語った。

Hong Kong Chief Executive Carrie Lam Holds News Conference

林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官

  林鄭長官の後任は必ずしも5年の任期を全うすることにはならない可能性もある。

  田議員によれば、北京では異なる2つのシナリオが検討されている。林鄭長官の残りの任期を務める暫定長官を置く案と、22年に行われる次回長官選挙でも選出され長官を続けることができると思われる人物をトップに据えるという案だ。

  後任の行政長官は1200人から成る選挙委員会によって選出される必要があると田議員は話した。行政長官オフィスの報道官はFT報道について、臆測にはコメントしないと回答した。

  FTは後任の有力候補として、香港金融管理局(HKMA)の陳徳霖(ノーマン・チャン)前総裁と、香港政府ナンバー2だった唐英年(ヘンリー・タン)元政務官を挙げた。両氏にコメントを23日求めたが、いずれも現時点で答えていない。

  北京では中国外務省の華春瑩報道官が同日の定例記者会見で、中央政府は林鄭長官を強く支持するとこれまでの立場をあらためて表明。その上で、「これは隠された動機のある政治的なうわさだ」と主張した。

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原題:China Mulls Replacing Hong Kong’s Lam, Pro-Beijing Lawmaker Says(抜粋)

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