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債券上昇、20年入札順調で超長期に買い安心感ー利回り曲線フラット化

更新日時

債券相場は上昇。日本銀行による利回り曲線スティープ(傾斜)化策への警戒感が強い中で実施された20年国債入札結果が順調となり、買い安心感が広がった。超長期ゾーンを中心に金利低下が進み、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 新発30年物64回債債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp)低い0.39%、20年物169回債利回りは1.5bp低い0.235%と、いずれも18日以来の低水準
  • 新発10年物356回債利回りは1bp低下のマイナス0.15%、一時マイナス0.14%
  • 長期国債先物12月物の終値は前日比7銭高の154円21銭で高値引け。一時154円06銭まで下落したが、取引終了にかけて水準を切り上げた

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 先週末の新発30年債オペ対象除外で新発20年債も除外されるのではないかとの懸念や、今月末の日銀会合で超長期債に対する政策変更の可能性など、悪材料があった割には悪くない入札結果
  • 20年債利回り0.25%近辺で最終投資家の需要があったと言え、超長期は金利が上がれば押し目買いが入るというのが入札結果からも示唆された
  • ただ、9月に超長期債を買い越していた投資家も追いかけて買うようなことはなく、金利低下が加速することはないだろう
  • 中期債ではドル・円ベーシスのマイナス幅縮小で海外勢の需要が落ちている可能性。全体的に短いゾーンの需要が減っている印象で、来週の2年債入札も厳しそう
    長期国債先物12月物の日中取引推移

    20年債入札

    • 最低落札価格は100円95銭と、ブルームバーグがまとめた市場の予想中央値と一致
    • 応札倍率は前回3.48倍を上回る3.91倍、テール(最低と平均落札価格の差)は前回と同じ9銭
    • 野村証の中島氏
      • ディーラーなど応札しづらかった参加者もいた中での応札倍率の上昇は、最終投資家の需要を示唆
    • 備考:過去の20年債入札の結果一覧

    新発国債利回り(午後3時時点)

    2年債5年債10年債20年債30年債40年債
    -0.255%-0.275%-0.150%0.235%0.390%0.430%
    前日比-0.5bp横ばい-1.0bp-1.5bp-2.0bp-1.5bp
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