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日電産、営業益予想を下方修正、車載で開発費増加-予想下回る

更新日時
  • トラクションモーター関連の開発費用や生産立ち上げで先行投資増加
  • 7-9月期の営業益は32%減、米中摩擦長期化や円高が影響

日本電産は23日、今期(2020年3月期)の連結営業利益予想を従来比14%減の1500億円に下方修正した。車載関連で先行開発費が増加した。

  発表によると、下方修正の理由はトラクションモーター関連の開発費用や生産立ち上げに向けた先行投資に関する追加費用を見込むため。営業利益に約300億円の影響がある。

今期の予想

  • 売上高予想を1.65兆円に据え置き、市場予想1.64兆円
  • 営業利益予想1500億円、従来予想1750億円、市場予想1704.6億円
  • 純利益予想1000億円、従来予想1350億円、市場予想1291.4億円
  • 配当予想115円、従来予想110.00円、市場予想113.57円

  7-9月期の営業利益は前年同期比32%減の344億円。精密小型モーター、家電・商業・産業向け、車載向けの主要部門が軒並み不振だった。長期化する米中貿易摩擦や円高が影響した。売上高は1.9%増の3904億円、純利益は41%減の242億円。

  家電や車載向けモーターが主力の日電産は、自動車の電動化を見据えた製品の量産体制を強化している。4月にはオムロンの車載事業を約1000億円で買収するなど合併・買収(企業のM&A)でも事業を拡大し、21年3月期の売上高目標2兆円のうち、最大1兆円を車載事業で稼ぎ出すことを目指す。

  UBS証券の平田真悟アナリストは決算発表前の事前取材で、短期的には電気自動車(EV)用駆動モーターの設備投資が収益を圧迫していると指摘。ただ「電動パワステ用モーターやブレーキ用モーターなど電動化で伸びる製品がシェア拡大や利益改善のドライバーになる」との見通しを示した。

Nidec Corp. Founder Shigenobu Nagamori Interview

日本電産は自動車の電動化を見据えた製品の量産体制を強化している

  

(7-9月期の業績について追加しました)
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