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10月22日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンド下落、EU離脱の短期審議を英議会が否決

  22日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が遅い時間に日中高値に達した。ジョンソン英首相が欧州連合(EU)と合意した離脱協定案を速やかに実現させる計画を英議会が阻止したことから、ポンドは下落。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。採決結果が伝わってポンドが日中安値を更新し、ドル指数は一時0.2%上昇した。ただポンドの下げは限定的だった。ユーロはつれ安
    • 先の採決では離脱合意の一般原則が承認されたことを受けて、ポンドが日中高値に上昇。その後、首相の離脱計画を実現させるために必要な関連法「離脱協定法案」を短期で審議する日程を否決したことで、下げに転じた
    • 英政府はその後、短期の離脱延期を排除しない方針を表明
    • 遅い時間にはトゥスクEU大統領が、EUが英国の離脱延期要請を受け入れるよう勧告するとツイート
  • ドルは主要10通貨の大半に対し上昇
  • 米10年債利回りは低下、米国株は下落した
  • ニューヨーク時間午後4時53分現在、ポンドはドルに対し0.6%安の1ポンド=1.2881ドル
  • ユーロはドルに対して0.2%安の1ユーロ=1.1127ドル
  • ドルは対円で0.1%安の1ドル=108円48銭
    • 米国債利回りが低下する中で日中安値圏に下落

原題:Pound Declines After Brexit Fast-Track Defeated: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が反落、ハイテク安い-英離脱も不透明

  22日の米株式相場は反落。英国では欧州連合(EU)離脱協定案を速やかに実現させる計画が議会で阻止され、離脱を巡る不透明感が広がった。一連の米企業決算も注目を集めた。

  • 米国株は反落、ハイテク安い-エネルギーは上昇
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.76%
  • NY原油先物は反発、OPECと非加盟国が減産検討との報道
  • NY金は上昇、英採決が離脱巡る一段の混乱示唆

  S&P500種株価指数は下げに転じる展開。テクノロジー株が下げて、エネルギー銘柄の上げを相殺した。フェイスブックとネットフリックスが売られ、ナスダック100指数を押し下げた。一方、決算発表を23日に控えたボーイングはS&Pグローバル・レーティングスによる信用格付け見通しの引き下げにもかかわらず、上昇した。

  S&P500種は前日比0.4%安の2995.99。ダウ工業株30種平均は39.54ドル(0.2%)下げて26788.10ドル。ナスダック総合指数は0.7%下落。ニューヨーク時間午後4時52分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.76%。

  オークブルック・インベストメンツのピーター・ジャンコブスキス共同最高投資責任者(CIO)は「英国は貿易パートナーとして中国ほど大きくはないものの、貿易面での不安定の度合いはある程度高まる」と指摘。「英EU離脱の全般的な状況は欧州全体に及ぶ。それを今、目の当たりにしている。英国だけにとどまらず、欧州全体の足を引っ張ることになる」と述べた。

  今週はS&P500種構成企業の約2割が決算を発表する。これまでに発表された業績は総じて予想を上回り、企業が成長減速や貿易戦争を乗り切っているとの確信を投資家に与えた。一方、米中摩擦の悪影響が続く中、アナリストらは来年の見通しを引き下げている。

  ニューヨーク原油先物相場は反発し、過去1週間余りで最大の上げ。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国が12月の会合で減産拡大を協議するとの報道が背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は85セント(1.6%)高の1バレル=54.16ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は74セント上げて59.70ドル。

  ニューヨーク金相場は上昇。ジョンソン英首相の計画が英議会で阻止され、離脱に向けた取り組みがさらに長引くことが示唆された。ニューヨーク時間午後2時55分現在、金スポット相場は0.2%高の1オンス=1490.80ドル。これより先、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%未満下げて1487.50ドルで終了した。

原題:Stocks Decline on Brexit Vote as Pound Slumps: Markets Wrap(抜粋)

Oil Advances on Report OPEC, Allies to Discuss Deepening Cuts

PRECIOUS: Gold Rises as U.K. Vote Signals More Brexit Turmoill

◎欧州債:イタリア債が上げをけん引、英国債は中期債中心に高い

  22日の欧州債はイタリア債が上昇。ユーロ圏の他国債のパフォーマンスを上回った。先物取引量が平均値を上回り、イールドカーブはフラット化した。

  • イタリア10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて0.92%。前日の上昇分を消しただけでなく、それ以上に下げた
  • 英国債は中期債を中心に上昇。ロンドン時間22日午後7時ごろ英議会がジョンソン首相のEU離脱協定法案を巡る採決を実施する。首相は離脱実現に向けた関連法案の短期審議日程が否決された場合は、離脱協定案そのものを撤回し、総選挙を目指すと述べた
    • 英10年債利回りは5bp下げて0.70%。短期金融市場が織り込むイングランド銀行(英中銀)の利下げ幅は2020年12月で17bp。前日は13bpだった
  • ドイツ債は上昇。中核国債のうち長期債のパフォーマンスが準中核国債を上回った
  • ドイツ10年債利回りは3bp低下してマイナス0.37%、フランス10年債利回りは3bp下げてマイナス0.07%。イタリア10年債利回りは7bp下げて0.92%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Lead Euro-Area Advance; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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