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英EU離脱、再延期の見通し-議会が短期審議を否決

更新日時
  • 反対322、賛成308の反対多数-離脱合意の一般原則には同意
  • 短期の離脱延期を目指す可能性も排除せず-首相官邸
Banners, Union and EU flags are displayed outside the Houses of Parliament in London on October 22, 2019.
Banners, Union and EU flags are displayed outside the Houses of Parliament in London on October 22, 2019. Photographer: Tolga Akmen/AFP
Banners, Union and EU flags are displayed outside the Houses of Parliament in London on October 22, 2019.
Photographer: Tolga Akmen/AFP

英議会は22日、ジョンソン英首相が欧州連合(EU)と取り決めた離脱協定案を速やかに成立させる計画を阻止した。残り9日間で英国をEUから離脱させる首相の計画は頓挫し、首相官邸も短期の離脱延期に同意する可能性を排除しない立場を示した。

  EU離脱の先行きは不透明になり、EUは今後離脱延期を認める場合、どの程度の延期を提案するか決定することになる。ポンドは下落した。

  首相が離脱計画を実現するために必要な関連法「離脱協定法案」を短期で審議する提案について、下院は反対322、賛成308の反対多数で否決した。ただ、これより先の採決では、離脱合意の一般原則が承認された。離脱合意案が下院で承認されたのはこれが初めてのことだ。

  首相府のスラック報道官は採決の後、政府は離脱協定法案を巡る議会の進行を一時停止するが、撤回はしないと発言。短期の離脱延期に同意する可能性も排除しないとした。ジョンソン首相は「いずれにせよ、われわれは下院が同意したこの離脱合意案でEUを離脱するだろう」と述べた。

  離脱が再延期される見通しとなり、総選挙が実施される可能性も出てきた。一方、離脱合意の一般原則が承認されたことで、合意なき離脱の可能性は低下した。

原題:Brexit Set for Delay After Johnson Loses Key Vote in Parliament(抜粋)
U.K. Government Is Not Ruling Out Seeking Short Brexit Delay(抜粋)

(今後の見通しなどを追加して更新します.)
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