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UPS株が急落、CEO後継候補バーバー氏の退職を発表-決算は好調

  • バーバーCOO、12月末に退任へ-事業再編のさなかに
  • 7-9月決算は好調、今年と来年の投資計画を引き下げ

22日の米株式市場で、宅配大手のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が急落。ジム・バーバー最高執行責任者(COO)の退任が突然明らかになったことで、電子商取引の急増に対応するため事業再建を進める中、経営陣を巡る不確実性が強まった。

  UPSの22日発表によると、バーバーCOO(59)は12月末に退任する。バーバー氏は同社に35年間勤務し、欧州とアジアでの事業成長を主導した。デービッド・アブニー最高経営責任者(CEO、64)にとっては、明確な後継者が不在となった格好だ。

Jim Barber handout

ジム・バーバーCOO

  UPSの7-9月(第3四半期)決算は好調で、宅配コスト押し下げを目指すアブニーCEOの計画が実を結んでいることがあらためて示された。営業利益は売上高の12%に増加し、調整後ベースで1.5ポイント拡大した。一方、米国での小荷物1個当たりの配達コストは減少。同社はさらに、投資計画を今年と来年はいずれも約5億ドル(約540億円)引き下げ、過剰支出を巡る懸念を和らげた。

  同社の株価は一時5.7%安。年初から前日終値までの時点で22%近く上昇している。

  7-9月の調整後利益は1株当たり2.07ドルに増加。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の2.06ドルをわずかに上回った。売上高は5%増の183億ドルで、アナリスト予想を小幅に下回った。通期の利益については1株当たり7.45-7.75ドルになるとの見通しをあらためて示した。

原題:UPS Drops as Sudden Exit of Heir Apparent Rattles Wall Street(抜粋)

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