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Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

世界の銀行過半数、景気下降局面への準備できていない-マッキンゼー

The Ping An International Finance Center (Ping An IFC), center, stands among commercial and residential buildings in Shenzhen, China, on Wednesday, Sept. 20, 2017. China is on a city-by-city campaign to rein in house prices and limit the risk of bubbles.
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

世界の銀行の半数以上は景気下降局面で生き残るには既に脆弱(ぜいじゃく)だと、コンサルティング会社マッキンゼーが調査で指摘した。

  マッキンゼーは21日公表した銀行業界に関する年次報告で、世界の銀行の過半数はコスト上昇に株主資本利益率(ROE)の伸びが追いつかず、経済的に存続可能ではないかもしれないと警告。予期される景気下降局面が訪れる前に、技術開発や業務のアウトソーシング、合併を通じた強化などの措置をとるよう呼び掛けた。

  マッキンゼーのシニアパートナー、カウシク・ラジゴパル氏はインタビューで「現在は景気循環の後期にいると、弊社は考えている。銀行の現状はあまり良くない。このため今すぐに、大胆な動きに踏み切る必要がある」と促し、「景気循環の後期では、どの銀行も現状に満足して安穏としてはいられない」と続けた。

  マッキンゼーによると、IT予算のうちイノベーションに充てられている割合は銀行が35%なのに対し、フィンテック企業は70%以上に達する。銀行業への参入障壁が低くなった規制面の要因と合わせ、新規参入企業が従来の銀行から市場シェアを奪っていく流れになりつつあることにも触れた。

原題:Banks Must Act Now or Risk Becoming a ‘Footnote’: McKinsey (1)(抜粋)

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