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10月21日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:カナダ・ドル上昇、総選挙リスクかわす-米ドルは横ばい

  21日のニューヨーク外国為替市場では、カナダ・ドルが主要10通貨のほぼ全てに対し上昇。テクニカル要因に支えられ、カナダ総選挙関連のリスクをかわした。英国の欧州連合(EU)離脱問題などが危うい状況となる中、ドル指数は横ばい。

  • カナダ・ドルは米ドルに対し0.3%高。遅い時間に米ドルなどに対し日中高値をつけた
    • 21日投開票のカナダ総選挙では、トルドー首相率いる与党・自由党が政権を維持する一方で過半数を失う見通しとなった
      • 加ドルは原油相場の下落にもかかわらず上昇
  • ニューヨーク時間午後4時1分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらず
    • ロンドン時間に日中ベースで7月22日以来の低水準を付け、その後は狭いレンジでの値動きに終始
  • ポンドはドルに対し0.2%安の1ポンド=1.2963ドル。EUと合意した離脱協定案の議会採決を求める英政府の動議を却下すると、バーコウ下院議長が決定
  • ドルは対円で0.2%高の1ドル=108円63銭。米中貿易関連の材料が円の重しになった
    • トランプ大統領は、中国は米国との貿易合意を期待していることを示唆したと発言。クドローNEC委員長は、貿易協議が順調に進めば、中国の要請通り12月予定の関税引き上げが見送られる可能性はあると述べた
  • ユーロはドルに対して0.2%安の1ユーロ=1.1150ドル

原題:Loonie Bypasses Election Risk, Greenback Steady: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:S&P500が終値3000超え、貿易で明るい兆し

  21日の米株式相場は反発。貿易協議に関する明るい兆しが好感された。大手企業の決算発表も今週予定されている。米国債は下落。

  • 米国株は反発、エネルギーと金融がけん引
  • 米国債は下落、10年債利回り1.80%
  • NY原油先物は続落、世界経済巡る懸念が重し
  • NY金先物は続落、1オンス=1488.10ドルで終了

  S&P500種株価指数は3000を超え、1カ月ぶり高値となった。エネルギーと金融が上げを主導した。アップルは最高値を更新した。テバファーマスーティカル・インダストリーズは急伸。同社はオピオイド系鎮痛剤を巡る数千件もの訴訟で和解に合意したと明らかにした。ダウ工業株30種平均は他の主要株価指数よりも小幅な上げにとどまった。ボーイングが737MAX問題を巡る悲観的な見方から大きく下げたことが響いた。

  S&P500種は前週末比0.7%高の3006.72。ダウ平均は57.44ドル(0.2%)上げて26827.64ドル。ナスダック総合指数は0.9%上昇。ニューヨーク時間午後4時33分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.80%。

  投資家は米中貿易協議の最新の展開に引き続き注目している。トランプ米大統領は、第1段階の合意を巡る交渉は前進していると中国側が示唆したと発言。これより先、ロス米商務長官はトランプ大統領と中国の習近平国家主席が来月のチリでの首脳会議で合意に調印することより、正しい合意を成立させることの方が重要だと述べた。

  コニングの株式戦略ディレクター、ドン・タウンズウィック氏は「最も重要なのは交渉が続いていることだ。それが信頼感の支えになる」と指摘。「これまでに発表された決算は、少なくとも予想と比べるとかなり強い。それも重要だ」と述べた。

ニューヨーク原油先物相場は続落。脆弱(ぜいじゃく)な景気見通しが引き続き燃料需要への重しになるとの懸念が背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は47セント(0.9%)安の1バレル=53.31ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は46セント下げて58.96ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.4%安の1オンス=1488.10ドル。ニューヨーク時間午後2時36分現在、金スポット相場も0.4%下落。

原題:S&P 500 Climbs Beyond 3,000 on Trade; Bonds Fall: Markets Wrap(抜粋)Oil Continues Two-Day Decline With Concerns Over Global(抜粋)EconomyPRECIOUS: Palladium Eyes $1,800 as Rally Resumes; Gold Slips

◎欧州債:イタリア債下落、予算巡り新政権が対立-懸念強まる

  21日の欧州債市場でイタリア債が下落。パフォーマンスはユーロ圏の他国債を下回った。同国連立政権は2020年予算を巡り対立しており、EUから説明を求められている。英国債は下げ幅を縮小。ジョンソン首相は、自らEUと合意した離脱協定案を巡る議会採決の実施を拒否された。

  • イタリア債はベアスティープ化。ドイツ債とのイールドスプレッドは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して133bp
  • 英国債は下げを縮小。バーコウ下院議長は政府が求めた離脱協定案の審議・採決を却下した
    • ジョンソン首相は10月31日の離脱期限を目前に控え、残された時間で離脱協定の実施に必要な関連法案の可決を精力的に目指すとみられている
  • ドイツ債は下落。安全逃避買いが巻き戻された。クドロー米NEC委員長が、12月予定の対中関税引き上げは見送られる可能性があると述べたことを手掛かりに、株が上げ幅を拡大した
  • ドイツ10年債利回りは4bp上昇してマイナス0.34%、フランス10年債利回りは4bp上げてマイナス0.04%。イタリア10年債利回りは6bp上げて0.98%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Fall on Budget Concern; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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