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米短期金融市場のストレス、年末にかけてさらに悪化へ-JPモルガン

9月に米短期金利を急上昇させた短期金融市場のストレスは、金融システムに巨額資金を注入する連邦準備制度の取り組みにもかかわらず、さらに悪化する公算が大きい。JPモルガン・チェースが指摘した。

  金融当局はレポ市場の圧力緩和のため、翌日物オペを実施するとともに月額600億ドル(約6兆5000億円)の米財務省短期証券(Tビル)購入を開始した。レポ金利は9月後半に急上昇した。アナリストは銀行の準備資金不足および、バランスシート規模とレポ市場での貸し付け能力を制限する規制が潜在的な原因だと指摘している。

  ジョシュア・ヤンガー氏らJPモルガンのアナリストはリポートで、金融当局が資金調達市場の問題を解決したとは確信できないと記述した。先週はプライマリーディーラーが翌日物オペを全額利用するなど資金調達圧力が再浮上した。

Repo rates spiked again last week after September's surge

  JPモルガンのアナリストは「こうした動きは金融当局が選択した問題解決策の限界を強調するものと見なされるべきだ。年末が近づくに伴い、事態ははるかに悪化する可能性が高い。改善するのはその後だろう」と論じた。

  当局はプライマリーディーラーに翌日物資金を供給しているが、資金を最も必要としているのはプライマリーディーラー以外の市場参加者だと指摘。従って当局のプログラムの成功は流動性が各方面に伝わることにかかっているが、プライマリーディーラーに損失吸収のための資本保持を義務付ける規則がこれを妨げていると分析した。

原題:JPMorgan Warns U.S. Money-Market Stress to Get Worse (Correct)(抜粋)

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