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Photographer: STR/AFP

中国人民銀総裁、人民元の水準は「適切」-8月の元安進行後も

  • 越境資本フローも均衡取れている-7元台突入後
  • 中国経済の成長ペースは今年に入り安定-主な指標は適切なレンジ内
A Chinese bank employee counts 100-yuan notes and US dollar bills at a bank counter in Nantong in China's eastern Jiangsu province on August 28, 2019. - China's currency slid on August 26 to its weakest point in more than 11 years as concerns over the US trade war and the potential for global recession weighed on markets. (Photo by STR / AFP) / China OUT (Photo credit should read STR/AFP/Getty Images)
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中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は人民元相場について、「適切な水準」にあるとの認識を示した。8月前半に1ドル=7元を突破する元安になった後も越境資本フローは均衡が取れているとも指摘した。

  易総裁はワシントンで開かれた国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会に合わせた国際通貨金融委員会(IMFC)への声明で、「8月始め以降の元安は市場の力によって促され、決定されており、市場ダイナミクスの変化を反映している」と説明。人民元は上下双方向に変動しているとした。声明はIMFのウェブサイトに19日掲載された。

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中国人民銀行の易綱総裁

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

  同総裁は越境資本フローは均衡が取れており、中国国内の為替変動への市場の受け入れが進んでいることを示唆していると分析した。

  7-9月(第3四半期)の国内総生産(GDP)成長率が1990年代前半以降で最低にとどまったことに関しては、成長ペースが今年に入り安定していると評価した上で、「主な経済指標は適切なレンジ内で推移している」と記した。

  人民元は下落が進み、8月に節目の7元を突破。米政府が中国を為替操作国に認定していた。

  易総裁は人民元レートをより市場主導とし、資本勘定の交換性を高めるとの中国政府の方針をあらためて表明。具体的な説明には踏み込まなかった。また中国は関税の全体的水準を「自主的に」下げるとの見通しを示したが、声明は米中の貿易対立と結び付けることは避けた。

原題:
PBOC Governor Yi Says Yuan Level ‘Appropriate’ After Weakening(抜粋)

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