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天皇陛下が即位宣言、「即位礼正殿の儀」に180カ国以上の来賓参列

更新日時
  • 国民の幸せと世界平和を常に願い、国民に寄り添うと天皇陛下
  • 安倍首相は25日まで首脳らと相次いで会談、韓国首相とも調整

天皇陛下が即位を国内外に宣言される国事行為の儀式「即位礼正殿の儀」が22日午後、皇居で行われた。180カ国以上と国連、欧州連合(EU)の代表者や国会議員、各界代表らが参列した。

  即位礼正殿の儀は午後1時すぎから宮殿「松の間」で約30分行われた。天皇の装束「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」をまとった陛下は玉座「高御座(たかみくら)」から、「ここに国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」とお言葉を述べられた。十二単姿の皇后さまは隣の「御帳台(みちょうだい)」に立たれた。

Enthronement of Japan's new Emperor Naruhito in Tokyo

即位礼正殿の儀に臨まれた天皇陛下

Photographer: Issei Kato/Pool via Bloomberg

  安倍晋三首相は「寿詞(よごと)」と呼ばれる祝辞を読み上げ、「私たち国民一同は天皇陛下を日本国および日本国民統合の象徴と仰ぎ、心を新たに、平和で希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ時代を創り上げていくため、最善の努力を尽くしてまいります」との決意を示した。この後、首相の掛け声とともに参列者が万歳を三唱。これに合わせて陸上自衛隊による21発の礼砲が皇居周辺に鳴り響いた。

Naruhito Takes Throne as Japans First New Emperor in 30 Years

高御座からお言葉を述べられる天皇陛下と御帳台の皇后さま

Photographer: Kazuhiro Nogi/AFP via Getty Images

  正殿の儀には、英国のチャールズ皇太子、米国のチャオ運輸長官、中国の王岐山国家副主席らが参列した。安倍首相は21日から25日にかけ、来日した要人との会談を相次ぎ行う予定で、元徴用工訴訟や輸出管理を巡り、対立が続いている韓国の李洛淵首相とも調整している。

Japan Enthronement

即位礼正殿の儀に参列するため皇居・宮殿に到着した王岐山中国国家副主席

Oct. 22, 2019.(AP Photo/Koji Sasahara, Pool)

  22日午前には宮中三殿で、即位礼正殿の儀を行うことを報告する皇室行事が行われた。同日夜には、内外の参列者を招いての「饗宴の儀」を国の儀式として宮中で行う。外国賓客を招いた安倍首相夫妻主催の晩さん会も23日に開かれる。

  天皇皇后両陛下がオープンカーに乗車してのパレード「祝賀御列の儀」は当初22日に行う計画だったが、台風19号がもたらした甚大な被害を考慮し、11月10日に延期された。

  

(詳細を追加して更新しました)
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