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10月18日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンドが週間で大きく上昇、英離脱協定案の議会採決控え

  18日のニューヨーク外国為替市場では、ポンドが上昇。週間ベースでも主要10通貨に対して上げた。ジョンソン英首相は英国の欧州連合(EU)離脱協定案を巡って19日に予定される英議会採決に向け、支持獲得に努めている。一方、ドルは週間では過去9カ月余りで最長の連続安。

  • ポンドは週間で2.2%高。離脱問題に関するトレーダーらの楽観が続いた。ジョンソン首相は自らがEUと結んだ同案を支持するよう議員61人を説得する必要がある
    • 与党・保守党を追放された議員らと野党議員が手を組み、採決を1週間以上遅らせようとする動きに支持が拡大しつつある。首相はEU離脱延期を要請せざるを得ない状況に追い込まれる可能性もある
  • ニューヨーク時間午後3時59分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%下落し、これで4営業日続落。週間ベースでは3週連続安。この日はほぼ3カ月ぶりの安値を付けた
  • ドルが10月1日に付けた今年の高値から下げた背景には、米中貿易合意に向けた進展や米金融当局によるバランスシート拡大もある
  • ハンス・レデカー氏らモルガン・スタンレーのストラテジスト:
    • 「建設的な英EU離脱のニュースに支えられ、ポンドの強さが今のところはドル安を誘発している」
    • 「合意なき離脱の可能性が著しく低下し、ポンドはあまり保有されていないため、買われる地合いが続くだろう」
  • ユーロはポンドにつられて上昇しているだけでなく、中国の貿易問題を巡るニュースにも支えられている。貿易面のニュースはリスク選好の動きを促し、対円でのユーロ高につながっている
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は米成長見通しは好ましいが、リスクがある中で景気拡大を支えるため米金融当局は「適切に行動する」と述べ、3会合連続利下げへの可能性を残した
  • ポンドは対ドルで0.4%高の1ポンド=1.2943ドル
  • ドルは対ユーロで0.3%安の1ユーロ=1.1162ドル。対円では0.2%下げて1ドル=108円41銭

原題:Pound Tops Peers Ahead of Brexit Vote; Dollar Falls: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が反落、ボーイングの下げ響く-短期債上昇

  18日の米株式相場は反落。S&P500種株価指数は今週、おおむね好調な企業決算を追い風に過去最高値に迫っていたが、この日は下げた。米国債は短期債を中心に上昇。

  • 米国株は反落、ボーイングの下げがダウ平均への重し
  • 米国債は短期債中心に上昇-10年債利回り1.75%
  • NY原油は反落、景気先行き懸念で週間ベースでも下落
  • NY金先物は反落、1オンス=1494.10ドルで終了

  ダウ工業株30種平均の下げの約3分の2には、ボーイングの下落が影響した。米連邦航空局(FAA)は、ボーイングが737MAX認証プロセスにおける従業員間のやり取りに関する報告が遅れた理由の説明を求めたと明らかにした。マイクロソフトなどのテクノロジー銘柄も軟調で、ナスダック総合指数を押し下げた。

  S&P500種株価指数は前日比0.4%安の2986.20。ダウ平均は255.68ドル(1%)安の26770.20ドル。ナスダック総合指数は0.8%低下。ニューヨーク時間午後4時32分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満低下の1.75%。

  UBSアセット・マネジメントのマクロ資産配分戦略責任者、ジュハ・セパラ氏は、「市場は見通しにより注目している。つまり、前四半期の業績は市場に一時的な影響を与えているが、大きなトレンドの見極めがより重要となる」と語った。

  米国債では短期債の上昇が目立った。今月末の米追加利下げに道を開くクラリダ連邦準備制度理事会(FRB)副議長の発言が材料視された。米成長見通しは好ましいが、リスクがある中で景気拡大を支えるため米金融当局は「適切に行動する」と、クラリダ氏は講演で述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。世界経済の減速と豊富な原油在庫への懸念を背景に、週間ベースで1.7%安となった。この日発表された中国の7-9月国内総生産(GDP)は1990年代前半以降で最も小さな伸びにとどまった。前日の米週間統計では原油在庫増が明らかになっている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は15セント(0.3%)安の1バレル=53.78ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は49セント安の59.42ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.3%安の1オンス=1494.10ドル。

原題:Stocks Fall as Boeing Leads Drop; Dollar Weakens: Markets Wrap(抜粋)

Short Treasuries Rally as Clarida Keeps October Rate Cut in Play

Oil Posts a Weekly Loss Amid Dour Economic Outlook, Supply Rise

◎欧州債:英国債が下落、英議会のEU離脱案採決実施に不透明感

  18日の欧州債市場では英国債が下落。EU離脱協定案を巡る採決を英議会が19日に実施するのかどうか、不透明感が出てきたことが背景。

  • 英国債は中期債を中心に下落。10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して0.70%。週間ベースでは変わらず。英議員の間では、EU離脱協定案の議会採決を1週間以上遅らせることへの支持が広がっている
  • イタリア債はベアスティープ化した
    • ギリシャ10年債利回りは一時8.5bp低下の1.30%と、過去最低を付けた
  • ドイツ債もベアスティープ化。中核国債のパフォーマンスは準中核国債の大半を上回った。ドラギECB総裁は、必要に応じてあらゆる政策手段を調整する用意があると述べた
  • ドイツ10年債利回りは2bp上昇してマイナス0.39%、フランス10年債利回りは3bp上げてマイナス0.09%。イタリア10年債利回りは2bp上げて0.91%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Gilts Decline Ahead of Possible Brexit Vote; End-of-Day Curves(抜粋)

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