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英首相のEU離脱案、19日の議会採決すら阻止される可能性が浮上

  • 野党と元与党議員が結束、離脱延期の強制につながり得る修正案提出
  • 修正案の採決が認められる場合、労働党は党議拘束かける公算
ジョンソン英首相

ジョンソン英首相

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg
ジョンソン英首相
Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

ジョンソン英首相は、自らが欧州連合(EU)と結んだ離脱協定案を19日の議会で採決にかけることすらできないかもしれない。与党・保守党を追放された議員らと野党議員が手を組み、採決を1週間以上遅らせようとする動きに支持が拡大しつつある。

  元保守党のオリバー・レトウィン議員と労働党ヒラリー・ベン議員は、協定案の施行法が成立するまで同案の採決を待つという修正案を提出した。修正案が可決されれば、首相は協定案を採決にかけることができなくなり、法によりEU離脱延期を要請せざるを得ない状況に追い込まれる。

Brexit

バーコウ英下院議長

  最大野党・労働党の方針に詳しい関係者2人によると、同党は所属議員らに修正案を支持するよう党議拘束をかける公算が大きい。他の野党も同調する構え。35議席を持つスコットランド民族党(SNP)のスタージョン党首は計画に「共感」しているとし、19日の協定案否決を確実にする動きなら賛成すると述べた。

  ジョンソン首相の支持勢力は議会で過半数に満たない。従って野党が団結し、ハモンド前財務相やガーク前司法相ら元保守党議員も支持すれば、修正案の可決には十分な可能性が出てくる。

  修正案を提出した1人のレトウィン議員は、修正案に関する議論がバーコウ下院議長によって認められるかは19日朝まで分からないと語った。

原題:
Boris Johnson Might Not Even Get His Brexit Vote on Saturday(抜粋)

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