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ヘッジファンド、マルチストラテジーの大物が軒並み損失-9月異変で

  • 人気のモメンタム株からバリュー株へという短期ながら劇的なシフト
  • 9月上旬に起こったローテーションが血を流させた-コナーズ氏

スティーブ・コーエン氏らマルチストラテジーヘッジファンドの大物たちは9月、市場の異変に不意打ち食らい、損失を被った。

  コーエン氏のポイント72アセット・マネジメント(運用資産約150億ドル=約1兆6000億円)は2%のマイナス。ドミトリー・バリアズニー氏のバリアズニー・アセット・マネジメントは1.4%の損失だった。

  イジー・イングランダー氏率いるミレニアム・マネジメントが手掛ける主力ファンドの米国版は0.5%、 ケン・グリフィン氏のシタデルの旗艦ファンドは0.2%をそれぞれ失った。

  9月上旬には、人気のモメンタム株からバリュー株へという比較的短期ながら劇的なシフトがあった。米リセッション(景気後退)が差し迫ってはいないとの見方から10年物の米国債利回りは急上昇。商品や通貨を含むさまざまな資産クラスで、景気見通し悪化に備えたポジションの巻き戻しが起こった。

  クレディ・スイスのリスクアドバイザリー世界責任者マーク・コナーズ氏は、「9月上旬に起こったローテーションが血を流させた。ローテーションは止まったがまだ完全に反転していない。傷は残っている」と、9月26日のレポートに記した。

原題:
Point72, Balyasny Led Decline Among Big Multi-Strategy Funds (2)(抜粋)

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