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米金融当局はTビル以外も購入必要になる可能性-米国債市場が示唆

  • 2年物米国債はより長期の債券をアウトパフォーム
  • 金融当局が十分なTビルを購入できないとの観測

米連邦準備制度は主要な短期金利をコントロールするために、財務省短期証券(Tビル)だけでなくもっと期間の長い債券を購入する必要があるかもしれない。米国債市場のトレーダーらが示唆している。

  満期までの期間が1年以下でクーポン支払いがないTビルは現在の米金融当局の購入計画の焦点。当局は銀行の準備金管理を容易にするために月額600億ドル(約6兆5000億円)を購入するとしている。しかし資産運用会社などが売り渋り、当局はこの購入枠を満たすのが難しいとの観測がある。

  その結果、次に購入対象となる可能性のある2年債が、より長期の債券をアウトパフォームしている。今週は30年債利回りが5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り、10年債が4bp余り上昇した一方、2年債利回りは比較的安定している。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)は先週のリポートで、連邦準備制度がクーポン支払いのある短期の証券にまで購入の対象を広げる必要があるかもしれないと指摘した。JPモルガン・チェースのニコラオス・パニギリツオグル氏は、当局が購入をTビルに限定するのは間違いだとし、銀行セクターに必要とされている追加流動性の供給が遅れると論じた。

Bills are mere fraction of the over $16 trillion Treasury market

  16日に行われた初回のTビル購入は順調だった。ただ、Tビル購入はレポ市場の圧力を緩和するかとみられていたが、同日のレポオペでも当局は今月初めてオファー額全額を供給し、資金調達市場のストレスが簡単に高まり得ることを示唆した。翌日物レポ金利は17日も2%を上回っていた。

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原題:
Treasury Market Signals Fed May Need to Buy More Than Just Bills(抜粋)

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