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サウジアラムコ、20日に予定していたIPO発表を延期-関係者

更新日時
  • 20日に株式公開の意向を正式表明する準備をしていた
  • アラムコはIPOの時期は市場情勢次第だと表明

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは新規株式公開(IPO)の正式なプロセス開始を延期した。状況について説明を受けた複数の関係者が明らかにしたもので、少なくとも数週間の遅れが生じる見込みという。

  一方、アラムコは発表資料で、IPOの時期は市場情勢次第だとし、IPOの準備活動に関しては引き続き株主と協力していくと表明した。

  関係者1人は、延期により銀行アナリストはIPO前のアラムコ評価で同社の第3四半期決算を考慮に入れる時間を与えられると説明した。協議の部外秘を理由に匿名で語った。

  同社は株式公開の意向を今月20日に正式表明する準備をしていたが、関係者によると突如延期を決めた。国内外の取引所に上場する計画は、同社の求めるバリュエーションに海外投資家が難色を示したことで2018年にいったん棚上げとなっていた。今回の延期は数週間程度にとどまる見込みだが、IPO計画に対する投資家の懐疑的な見方が強まる公算が大きい。

  サウジ政府は原油安や世界経済の鈍化に加え、先月に同社最大の石油施設が無人機(ドローン)の攻撃を受けた後でもIPOを推し進める考えを変えていないようにみえていた。

  IPO計画の詳細は公表されていないが、14年に中国のアリババ・グループ・ホールディングが記録した250億ドル(現在のレートで約2兆7200億円)を抜いて過去最大規模になるとみられていた。

  延期については英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が先に報じた。同紙によれば、サウジアラムコは石油施設への攻撃の四半期業績への影響を投資家に明確に示せるようになるまで先送りしたい考えだという。

原題:Saudi Aramco Said to Delay IPO Launch With Days to Spare (1)(抜粋)

(2段落目にアラムコの発表を追加して更新します)
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