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イタリア中銀総裁、ECBマイナス金利の一層の深掘りに消極姿勢

  • ビスコ総裁:最近の金融刺激策で全ての要素を支持したわけではない
  • マイナス金利の副次的影響にECBは非常に注意すべきだ

イタリア銀行(中央銀行)のビスコ総裁は、欧州中央銀行(ECB)の最近の金融刺激策について、自身は全ての要素を支持したわけではないと述べ、追加利下げの支持に消極的な考えを示唆した。

  ECB政策委員会メンバーのビスコ氏は17日にワシントンで、経済を後押しする上では量的緩和が依然としてマイナス金利よりも効果的だと指摘。マイナス金利の副次的影響にECBは非常に注意すべきだと警告した。

  ビスコ氏の見解は、成長率とインフレ率を再び押し上げるためのECBの最新の取り組みを巡る政策当局者の意見の隔たりを映す新たな側面だ。資産購入の再開は当局者の論争の主要部分で、9月の会合での反対は3分の1程度だったが、意見の溝はさらに深まりつつあると見受けられる。

  これまでのところマイナス金利は銀行に大きな打撃を与えておらず、実施された他の措置とともに悪影響を埋め合わせていると同総裁は指摘。「しかし、最終的に銀行収益にマイナスの影響を与え、銀行がローンの供給を縮小しかねないため、マイナス金利の意図しない結果を避けるために金利階層化のシステムを導入した」と説明した。その上で「われわれは懸念する一方で、この方向にさらに進むことに極めて慎重なのはこれが理由だ」と付け加えた。

原題:
Italy’s Visco Draws Line on Cutting ECB Rates Deeper Below Zero(抜粋)

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