コンテンツにスキップする

英EU離脱での合意に疑問、北アイルランドのDUPが支持せず

  • ジョンソン首相の提案を「現状では」支持できないとDUP
  • 週内に合意できなければ、英国のEU離脱は再び混迷へ

英保守党政権を閣外協力で支えてきた北アイルランドのプロテスタント強硬派、民主統一党(DUP)は17日、欧州連合(EU)離脱を巡るジョンソン首相の提案を「現状では」支持できないと警告した。合意成立に新たな疑問符が付いた。

  ブリュッセルでEUと英国の交渉担当者の間で進展があったものの、DUPは一連の問題点について懸念を表明した。

  英国とEUの交渉担当者らは17、18両日のEU首脳会議で首脳らが署名できるように、法的文書の最終版を作成するべく鋭意取り組んできた。合意が近いとの期待も高まった一方、DUPの反対が障害となる。

  週内に合意ができない場合、英国のEU離脱は再び混迷する。ジョンソン首相は離脱を再度延期するよりは合意なしの離脱を選ぶと述べている。

  DUPが指摘する問題点は、英国とアイルランドの国境を越える商品の税関検査のための新しい取り決め、北アイルランドの政治家にこれらの取り決めに対する拒否権を与えるメカニズム、地域で付加価値税(VAT)を設定する方法を巡る明瞭さの欠如の3つ。

  DUPのフォスター党首はドッズ副党首との連名のツイートで、「現在進行中の交渉に政府とともに関わってきた」とした上で、「現状では、提案されている内容を支持することはできない」と表明した。

  合意案を英議会で批准させるためにDUPの協力は重要と見なされる。DUPは、北アイルランドにとって受け入れ可能で「連合王国の経済および憲法上の完全性を保護」するような合意に達することができるよう、政府と作業を続けるとしている。

  DUPのコメントを受けてポンドは一時0.6%安の1.2750ドルとなった。

  英当局者は非公式に、合意の可能性について慎重な見方を示した。当局者の1人は障壁がまだ存在し、ブリュッセルでの交渉で解決されなければならないと述べた。EU当局者らは先に、合意の草案は16日夜までにほとんど完成したとして合意は目前との期待を示していた。

原題:Deal in Fresh Doubt as Johnson’s Allies Say No: Brexit Update(抜粋)
Brexit Deal in Doubt as Johnson’s Northern Irish Allies Say No、DUP Can’t Support Customs (抜粋) Consent Suggestions ‘as Things Stand’(抜粋)

(第3、4、9段落を追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE