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中国の海航、航空機リース会社アボロン売却目指すも難航-関係者

  • 昨年30%出資したオリックスに打診も関心示さず-関係者
  • 海航は過去の積極的な資産買収で多額の負債抱える

中国の海航集団(HNAグループ)が傘下の航空機リース会社アボロン・ホールディングスの全保有株売却を目指しているものの、難航している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。実現すれば、過去の積極的な資産買収で多額の負債を抱えた海航にとっては最大級の資産売却となるはずだった。

  非公開情報だとして匿名を条件に話した関係者によると、海航はこの数カ月、アボロンに昨年30%出資したオリックスに接触し、残る70%の株式買い取りへの関心を探ったが、オリックスは最終的に追加の株式取得に関心なしとの判断に至った。

  海航はアボロンの企業価値について、簿価の1.1倍程度の約85億ドル(約9200億円)との評価を得たい考えだと関係者は話した。

  アボロン規模の大型買収をオリックスが追求した場合、同社の信用格付けにとって圧迫要因となる可能性があった。関係者によると、海航は現在、積極的な売却協議を行っていないが、他の買い手候補に接触、またはオリックスへの打診をあらためて試みることにすることもなおあり得るという。

  海航の担当者はコメントを控えた。オリックス広報の金岡優佳氏は「当社としては現在の30%の持ち分で非常に満足している」と回答。同社はアボロンへの出資比率引き上げを議論せず、検討もしていないと説明した。

原題:HNA Stymied in Attempt to Sell Out of $8.5 Billion Plane Lessor(抜粋)

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