コンテンツにスキップする

ブロードコムにEUが契約条項の削除命令―メーカーへの購入強制問題

  • 契約に記載された「反競争的な条項」を30日以内に削除する必要
  • 主要顧客6社に対し自社製チップセット購入を強制している疑い

米半導体メーカーのブロードコムは、テレビのセットトップボックス(STB)やモデム向け半導体で自社製品の採用をメーカーに強いるような契約条項を削除するよう欧州連合(EU)から命じられた。

  EUの行政執行機関である欧州委員会が16日に電子メールで発表した声明によると、ブロードコムが主要顧客6社に対し自社製チップセット購入を強制しているとされる問題についてEUは調査を続けるが、同社は契約に記載された「反競争的な条項」を30日以内に削除する必要がある。命令は3年間またはEUの調査終了まで有効となる。一方、ブロードコムは命令の撤回を求めてEU裁判所に提訴する方針を示した。

  ベステアー委員(競争政策担当)はブリュッセルで記者団に対し「ブロードコムの行為から得られた証拠は、最終決定に至る前に競合他社に深刻な悪影響をもたらす公算が大きい」と説明した。EUはこうした暫定措置を20年近く実施していない。

  ブロードコムは「欧州委の決定について欧州の裁判所に提訴する方針だが、当面は欧州委の命令に従う」とコメント。ただ争点の条項について「当社製品の購入を顧客が選ぶかどうかについて大きな影響は与えない」との立場を示した。

  当局によると、ブロードコムの行為は通信業者による今後の入札やモデムやSTB向けWiFi(ワイファイ)6規格の導入に影響を与える可能性が高いため、迅速な措置が必要だった。

原題:
Broadcom Must Halt Sales Tactic as Vestager Issues EU Order (1)(抜粋)

Broadcom Told by EU to Drop Clauses That May Restrict Customers(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE