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トヨタ、立ち乗りタイプなど小型EV一気に4種類-高齢化で活用期待

  • 2人乗りの超小型EVは最高時速60キロ、充電5時間で100キロ走行
  • 立ち乗り型は1人乗りで最高速度10キロ、車道以外での使用を想定

トヨタ自動車は17日、1人での立ち乗りタイプを含む小さいサイズの電気自動車(EV)を来年から再来年にかけて国内で4車種発売する予定だと発表した。高齢化も見据え、さまざま状況で快適に移動できることを目指す。

  トヨタが来年冬ごろに発売を予定する「超小型EV」は2人乗りで、高齢者らの日常の買い物といった近距離移動向けの需要が想定されている。4車種のうちでは最も大きく最高速度は時速60キロメートルで、充電時間は約5時間で満充電からの走行距離は約100キロ。

Toyota Motor Unveils Ultra-compact Battery Electric Vehicles Ahead Of Tokyo

トヨタが発売する1人乗りタイプの小型EV

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  さらにトヨタは車道を走らない歩行領域の移動手段として、セグウェイに似た形状の立ち乗りタイプを同時期に、屋根がない座り乗りタイプも2021年に発売する予定だ。

  最高速度はそれぞれ10、6キロで空港や工場などでの巡回や歩行に支障がある人などの利用を念頭に置いており、車いすに連結するタイプも準備する。いずれも価格は未公表。24日から開催される東京モーターショーで出展される。

  環境問題への対応で、自動車各社はEVを含めた次世代車の開発を急いでいる。トヨタは6月、30年までに世界で550万台以上としていたEVを含む電動車の販売目標の達成時期を5年前倒しするとし、EVについては20年以降に10以上のモデルを用意すると発表していた。

急速に普及する可能性

世界のEV年間販売台数は2030年には2800万台を超える見方も

出展:ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス

  高齢者の移動手段の確保や地方における公共交通の衰退といった問題を受けて、日本政府は多様なモビリティの普及・促進を目指している。経済産業省が8月に初会合を開いた「多様なモビリティ普及推進会議」では、ブリヂストンの電動アシスト自転車などとともにトヨタの超小型EVが紹介されていた。

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