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富国生命:日本株積み増し、円債とオープン外債圧縮-下期計画

更新日時
  • 配当利回り期待で国内株200億円増、為替リスクで外債は難しい
  • 金利運用できる環境でなく、エクイティリスク取りに行く-小野寺氏

富国生命保険は2019年度下期の運用計画では、円建て債券や外貨建て債券への投資を抑制し、国内株式に資金を振り向ける方針だ。世界的な金利低下が一段と進み、国内債とともに外国債券も厳しい運用環境となっている。

  小野寺勇介財務企画部長が17日のインタビューで「内外金利差は縮小方向で為替リスクがある外債投資は難く、円債はただでさえ低い利回りが一段と低下しており、外債や円債より割安局面で配当利回り期待での国内株式投資が合理的」と述べた。上期は8月の日経平均下落局面で安定配当が狙える銘柄を選別し、年度計画の100億円増を上回る300億円積み増した。

  下期の運用環境について小野寺氏は、「米中貿易摩擦問題に伴う先行き不透明感は依然高く、米国の利下げ観測や欧州の追加緩和で内外ともに金利状況は見通しづらい」と指摘。円建て債券は、上期中に年間計画の残高300億円減をすでに実施し、下期も追加で200億円減らす計画。

  ヘッジ付き外債は下期に300億円積み増すが、年間では期初計画より抑える。ドルのヘッジコストが高止まりしており、上期は相対的にコストの安いユーロ建て中心に積み増したが、海外金利低下で投資妙味が薄れた8月以降は投資を控えているという。オープン外債は年間では期初計画より100億円多く圧縮し400億円減となる見込み。円安局面があれば既存のオープン外債に機動的にヘッジを付ける考えだ。

  運用収益は過去の円高局面で投資したオープン外債の償還により一定の為替差益が確保できる見込みで、運用で無理をする必要がないという。小野寺氏は「金利で運用できる環境ではないので、エクイティのリスクを取りにいくしかない」と語った。

【2019年度下期の運用計画一覧】

単位:億円国内債外債ヘッジ外債オープン外債国内株新規成長等
富国▲200300▲300200100

日本10年債

(%)

日本20年債

(%)

米国10年債

(%)

日経平均

(円)

ダウ

(ドル)

ドル円

(円)

ユーロ円

(円)

富国

▲0.30~0.20

(0.00)

0.10~0.60

(0.30)

1.30~2.30

(1.80)

19000~24000

(22000)

24000~29000

(27000)

100~115

(108)

110~130

(120)

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