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Photographer: Chan Long Hei/Bloomberg

米有力上院議員、香港人権法案を迅速に審議の意向-中国警告でも

更新日時
  • 下院での法案可決受け、上院での審議・採決が次の焦点に
  • 議会通過の場合、大統領が拒否権行使するかどうかは不明
A U.S. national flag flies over demonstrators during a rally in support of the Hong Kong Human Rights and Democracy Act in Hong Kong, China, on Monday, Oct. 14, 2019. Protesters gathered in the city's central district in a police-sanctioned rally in support of the Hong Kong Human Rights and Democracy Act, a bill proposed in the U.S. to impose sanctions on the city.
Photographer: Chan Long Hei/Bloomberg

米上院共和党の有力議員は16日、香港の民主派を支援する内容の香港人権法案について、中国による報復の警告にもかかわらず、審議を迅速に推し進める意向を表明した。

  米上院外交委員会のリッシュ委員長は「香港は私にとって優先順位が高い」と発言。「われわれはできるだけ迅速に推し進めるつもりだ」と語った。

  上院共和党指導部メンバーのブラント議員は、下院で15日に可決された「香港人権・民主主義法案」と同様の内容の上院法案を巡り、採決日程はまだ議論されていないと述べた。

  香港人権法案は香港に高度の自治を認めた「一国二制度」が守られているかどうか毎年の検証を義務付けるほか、香港の「基本的自由・自治」が損なわれた場合にその責任を負う当局者に制裁を科す内容。米国は一国二制度を前提に、関税などで中国本土よりも香港を優遇している。

  下院の法案可決を受け中国外務省は声明を出し、米国が同法案や、香港民主派を支援する他の法案・決議案を成立させた場合は「強力な対抗措置」を講じると警告した。ただ対抗措置の具体的内容は示さなかった。

  米議会では、香港民主派への支持表明と中国が弾圧を行った場合の制裁について、党派を問わず幅広い賛同がある。法案・決議案が議会を通過した場合、トランプ大統領が署名するかどうかホワイトハウスはコメントしていない。しかし、大統領が拒否権を行使したとしても下院にはそれを覆すだけの票数があり、上院でも法案・決議案に大きな反対はない。

  香港人権法案の上院採決日程はマコネル共和党院内総務が設定するが、同氏には自党議員から早期に実施するよう圧力がかかっている。

  中国に批判的なルビオ上院議員(共和)は、「われわれはかなり早い時期に本会議審議・採決を行うことになるだろう」と記者団に語った。

  上院共和党指導部のメンバー、スーン議員は、下院で15日に可決された4本の法案・決議案を自分はまだ詳しく調べていないが、「香港に関して強い姿勢を打ち出すことに関心を抱く」上院議員は多いと語った。

原題:Senators Defy China Threat to Press Ahead With Bill on Hong Kong(抜粋)

(議員のコメントなどを追加して更新します)
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