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ドル・円は小幅安、香港情勢めぐり米中不透明感ー株価伸び悩みも

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅に下落。香港情勢をめぐって米中摩擦が悪化する懸念や株価が上げ幅を縮小したことを受け、リスク回避のドル売り・円買いがやや優勢となった。

  • ドル・円は午後3時45分現在、前日比0.1%安の1ドル=108円72銭。一時108円60銭まで下落
  • ポンド・円相場は0.2%安の1ポンド=138円92銭、ポンド・ドルは0.1%安の1ポンド=1.2776ドル

ドル・円は次の材料待ちで上値重い

市場関係者の見方

ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト

  • 中国が米国の香港法案成立なら報復すると示唆したことや日米株価の上げ幅縮小がドル・円の重しになった
    • 米中関係では先日の一部合意が本当に実現するのか。ブレグジットも英国とEUが離脱草案で合意しても北アイルランドの政党DUPが反対すれば合意なき離脱の懸念が再燃するなど、いずれも生煮え状態で次の材料待ちに入っている
  • テクニカル的にも109円07銭前後にある200日移動平均線を前に上値が重くなりやすい状況だ

ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクター

  • 英EU離脱問題は正念場を迎えており、米中交渉も11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で妥結するか予断を許さない中、上値を追えるかは微妙
  • ドル・円の取引レンジは106ー108円から108ー110円に変わりつつあるが、はっきり変わるには米中通商問題と英EU離脱問題の安定的な解消が最低条件になるだろう

背景

  • 中国政府は16日、米議会が香港人権法案可決なら報復と示唆
    • 米下院は15日に香港人権法案を可決-香港民主派を後押し
  • 英EU離脱協議は16日に再開、15日は深夜まで続く-EU当局者
    • 英EU「土壇場合意」期限は16日午後か-北アイルランドDUP説得へ
    • EU離脱合意、北アイルランドDUP支持不可欠-なお隔たりか
  • 16日の日経平均株価は米企業の好決算などを背景に前日比1.2%高で取引を終了
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