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英中銀ブリハ氏、EU離脱の不透明感増せば一段の刺激策必要も

  • 近い将来に利上げするシナリオはほぼ消えた
  • 近く合意得て離脱する場合、金融緩和を回避できる十分な投資見込む

イングランド銀行金融政策委員会(MPC)のブリハ委員は、欧州連合(EU)離脱を巡り不透明感が続けば恐らく英国の経済成長に影を落とし、一段の金融刺激策が必要になるだろうとの見解を述べた。

  ブリハ氏は15日ロンドンでの講演で、直ちに離脱合意が成立した場合でも近い将来に利上げするとの議論はほぼなくなったとの見方を示した。英国内では今年に入り経済に内在するスラック(たるみ)が増しているほか、世界的な景気見通しも悪化したと同氏は指摘する。

ブリハ委員の講演

Source: Bloomberg)

  講演の中で同氏は想定される3つのシナリオとその対応策について話した。まず短期的な将来に合意を得て離脱する場合、「緩和的な金融政策の必要性を回避できる十分な投資を促す可能性があり、ゆくゆくは漸進的かつ限定的な利上げが再び政策手段の一つとして復活するだろう」と述べた。

  合意なき離脱シナリオについて同氏は、「引き締めよりむしろ金融刺激策が必要となる可能性が高い」としながらも、「政策金利の方向は自動ではない」とした。

  このどちらでもない場合、離脱を巡る英国の不確実性は固定化され、「経済は潜在成長率を下回り続け、追加刺激策が必要になるだろう」と述べた。

原題:Vlieghe Sees Need for BOE Stimulus If Brexit Uncertainty Endures(抜粋)

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