コンテンツにスキップする

中長期債が続落、リスク選好で売り優勢ー日銀緩和観測後退との見方も

更新日時

債券市場では中長期債相場が続落。英国の欧州連合(EU)離脱問題の進展などを背景に世界的なリスク選好の流れから売りが優勢となった。日本銀行の次回会合での追加緩和観測が後退しているとの見方も出ていた。

  • 新発10年債利回りは一時、前日比1.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.16%と、2日以来の高水準
  • 新発2年債利回りがマイナス0.27%と9月18日以来、新発5年債利回りはマイナス0.285%と1日以来の水準にそれぞれ上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は12銭安の154円35銭。一時154円25銭まで下落した後、下げ幅をやや縮小

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 5年債は入札を17日に控えていることもあり、今まで強過ぎた分の調整だ。残存3-5年の日銀オペ結果を見ても、売り圧力が急に強まっている
  • 株式や為替市場が好転する中、今月末の日銀緩和の確度が低下し、マイナス金利深掘りのヘッジなどで買われていた分は調整を余儀なくされている
  • 中期債は海外投資家にとっても妙味が薄れている。一方、超長期債は投資家の需要が底堅く、利回り曲線はツイストフラット(平たん)化しやすい
新発5年物国債利回りの推移

背景

  • 英とEU、離脱協定草案での合意に近づく
  • 15日の米10年国債利回りは前営業日比4bp高い1.77%程度で終了
  • この日の東京株式相場は続伸。日経平均株価の終値は1.2%高の2万2472円92銭
  • 東京市場の円相場は1ドル=108円台後半で推移

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.270%-0.285%-0.165%0.215%0.385%0.425%
前日比+1.5bp+1.5bp+1.0bp+0.5bp横ばい-0.5bp
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE