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米中の「第1段階」合意に穀物市場は反応薄-疑問残しただけとの声も

  • トウモロコシは変わらず、大豆0.5%高-綿は下落
  • ディア株は反落、大統領が農家にトラクター購入呼び掛けて急騰後

トランプ米大統領は中国との貿易交渉の「第1段階」の合意を理由に「もっと大きなトラクターの入手を考え始める」よう農家に呼び掛けたが、農産物市場は14日にほとんど反応しなかった。

  ED&Fマン・キャピタル・マーケッツの穀物先物グローバル責任者、チャーリー・セーナティンガー氏は、11日に概要が示された合意について、「疑問を残しだだけにすぎない」と指摘した。

  米中貿易合意の「第1段階」では、中国は米国の農産物を最大500億ドル(約5兆4200億円)輸入する見込みで、大豆や綿、豚肉の販売が過去最高に達する可能性もある。14日の農産物市場ではトウモロコシは変わらずとなった一方、中国向け農産物輸出で長年首位だった大豆は0.5%上昇。綿は2カ月で最大の下げ。

  事情に詳しい関係者によると、中国は正式に合意する前に米国が12月に予定する関税引き上げを撤回する言質を得たい考えだという。アグリバイザーのアナリスト、カール・セッツァー氏は電話インタビューで「これは貿易戦争の休戦ではあるが、終結ではない」と指摘した。

  中国がどの程度の期間にどれだけ購入するのかは依然として重要な疑問として残っている。世界最大のトラクターメーカー、米ディアの株価は11日に過去最高値173.26ドルを付けた後、 14日は一時1.4%下落した。

U.S. Agriculture Trade with China

Source: USDA GATS

原題:‘Nothing But Questions’ on U.S.-China Crop Trade Mutes Markets(抜粋)

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