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債券下落、米中部分合意受けた日本株高が重し-オペ結果で中期債安い

更新日時

債券相場は下落。米中貿易協議が部分合意に達したことを受けて株式相場が大幅高となったことに加え、日本銀行の国債買い入れオペで中期ゾーンの需給緩和が示されたことから売りが優勢となった。

  • 新発10年債利回りは前週末比1ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.175%と、3日以来の高水準
  • 新発2年債利回りはマイナス0.285%と9月18日以来、新発5年債利回りはマイナス0.30%と1日以来の水準にそれぞれ上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は14銭安の154円47銭。一時は154円42銭まで下落

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 米中貿易交渉はまだ完璧にうまくいくというわけではないが、部分的な合意は方向的にポジティブ
  • 英国の欧州連合(EU)離脱に関しても最悪シナリオが避けられるとの見方から、マーケットのセンチメント改善につながった
  • 連休明けで出遅れた日本株が上昇したことで、この日の債券市場には全体的に売り圧力が掛かった
足元で上昇基調強まる

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超5年以下と5年超10年以下
  • 買い入れ通知額は1-3年が4200億円、3ー5年が3400億円、5-10年が3500億円と、いずれも前回から据え置き
  • 応札倍率は1-3年と3-5年が前回から上昇、5-10年は低下
  • 三井住友トラストAMの押久保氏
    • 総じて無難なオペ結果だが、中期ゾーンは応札倍率がやや高めで需給緩和が示された
    • 米中の部分合意を受けて日銀の利下げを織り込む動きも多少剥落している面があり、中期ゾーンのオペ結果はそういった部分が反映されている感もある
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

  • 米中貿易協議が部分合意、15日関税上乗せ先送り-来月署名目指す
  • この日の東京株式相場は大幅続伸。日経平均株価は前週末比1.9%高の2万2207円で終了
  • 英EU離脱「土壇場の妥協」か、首脳会議後に協議も-16日に判断

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.285%-0.300%-0.175%0.210%0.385%0.425%
前週末比+1.0bp+1.5bp+1.0bp横ばい横ばい-0.5bp
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