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英EU離脱「土壇場の妥協」か-今週の合意なお可能とバルニエ氏

更新日時
  • 離脱協議で合意が具体化しつつあるようだとテレグラフ紙
  • アイルランド国境問題の可能な解決策得られたと関係者が同紙に語る

英国と欧州連合(EU)との離脱協議の「土壇場の妥協」と、EU臨時首脳会議開催の可能性に英紙テレグラフが言及した。

  前向きな交渉が行われた結果、英領北アイルランドの国境問題の可能な解決策が得られたと英、EU双方の関係者が話しており、離脱協議で合意が具体化しつつあるようだとテレグラフ紙は報じた。

  英国との離脱交渉を担当するEUのバルニエ首席交渉官は15日、ルクセンブルクで記者団に対し、離脱協議の今週の合意は可能だが、交渉は引き続き厳しいと発言。「合意は難しいと予想されるものの、今週の合意はなお可能だろう」と語った。

  バルニエ氏のコメントを好感し、ポンドの対ドル相場は一時0.7%上昇し、1ポンド=1.2698ドルを付けた。

  これに先立ち、EU議長国フィンランドのリンネ首相は14日にヘルシンキで記者団に対し、「EU首脳会議前に合意を成立させるには実際的にも法律ベースでも時間がなく、もっと時間が必要だと思う」と述べ、首脳会議後も協議が続けられる可能性を示唆した。

  17、18日に開く首脳会議での署名に向け合意の準備ができるかどうかEU当局は16日時点で判断する予定。首脳会議の開催中に離脱協議を行う可能性は否定している。

  ジョンソン英首相は14日、エリザベス女王による「女王演説」(施政方針演説)が行われた後、期限の31日までに「EU離脱を成し遂げる」と議会であらためて表明。19日までに新たな合意がまとまり議会が承認するか、合意なき離脱への議会の同意が得られない限り、EUへの離脱延期申請が義務付けられるが、首相は再延期の要請を拒否している。

  ジョンソン氏は閣議を16日に延期したが、この日には離脱協議が今週妥結できるかどうか見通しがよりはっきりすることになろう。その時点で19日の土曜日に議会を招集するかどうか政府が決定できる運びとなる。

フィンランドのリンネ首相

原題:GBP/USD Rises 0.2% as U.K. Telegraph Reports Brexit Progress

Boris Johnson’s Brexit Deal On Knife Edge as EU Needs More Time

Barnier Says a Deal Difficult, Still Possible: Brexit Update(抜粋)

(EUのバルニエ首席交渉官の発言を追加して更新します)
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