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10月11日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルや逃避先通貨に売り、米中合意やEU離脱を楽観

  11日のニューヨーク外国為替市場では、ドルや逃避先通貨が下落。貿易協議で米中が部分的な合意に達するとの観測を早い時間から織り込み、午後に合意成立のニュースが流れた際の反応は鈍かった。

  • ポンドはドルに対し大幅続伸。ニューヨーク時間午後3時55分現在、1.8%高の1ポンド=1.2666ドル
  • 米中で部分合意が成立したとのニュースが詳細を伴わず流れた後、目立った動きはドルが円に対しこの日の高値を試した程度

    • 中国は来月チリで開かれるAPECサミットに先立ち、中国での貿易協議にライトハイザーUSTR代表とムニューシン財務長官率いる米側交渉団を正式に招待した-CNN
  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%低下。ドルは主要10通貨の大半に対して下げた
    • ドル指数は週間ベースでも0.5%低下
    • 10月のミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は予想外に上昇、ドル安材料に
  • ドルは対円で0.4%高の1ドル=108円42銭
    • 一時は108円63銭に上昇、8月1日以来の高値をつけた。週間ベースでも上昇
    • 米国債利回りに連れ高
  • ユーロはドルに対して0.4%高の1ユーロ=1.1046ドル
    • 日中高値は1.1063ドル

欧州時間の取引

  米中閣僚級会合の結果を待つ中、ドルは主要10通貨の大半に対し下落した。

原題:Currencies Price in Optimism on China Deal, Brexit: Inside G-10(抜粋)

Dollar Faces Weekly Loss on Trade, Brexit Optimism: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株は1週間ぶり大幅高、米中の貿易協議が進展

  11日の米株式相場は3日続伸し、1週間ぶりの大幅高となった。米中の貿易協議で進展が見られたことを好感した。

  • 米国株は3日続伸、アップルは最高値更新
  • 米国債は下落、10年債利回り1.73%
  • NY原油先物は大幅続伸、米中が貿易協議で部分合意
  • NY金先物は続落、逃避需要が減退-米中や英・EU交渉が進展

  S&P500種株価指数は過去最高値まであと1.8%未満に迫った。トランプ米大統領は米中が貿易戦争の休戦につながる合意の「第一段階」に達したと発表。早ければ来月にも署名となる可能性があるという。最も厄介な問題の幾つかは依然未解決なことから、S&P500種はこの日の高値を離れて引けた。アップルは最高値を更新。同社は中国で「iPhone(アイフォーン)」を大量に販売する。英国の欧州連合(EU)離脱交渉で進展が示唆されたことも株価を支えた。

  S&P500種は前日比1.1%高の2970.27。ダウ工業株30種平均は319.92ドル(1.2%)上げて26816.59ドル。ナスダック総合指数は1.3%上昇。ニューヨーク時間午後4時52分現在、米10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.73%。

  貿易戦争を停戦に導く包括的な合意には至らなくとも、投資家は協議での進展を評価した。今週は貿易協議を巡り相反するニュースが相次ぎ、市場を混乱させていた。

  TCWグループのシニアポートフォリオマネジャー、ダイアン・ジャフィー氏は「今回の展開を受けて本当に安心感が広がるなら、最高値を更新する可能性はある」と指摘。「相場はきょう上昇しているが、市場に植え込まれた疑いの目は、非常に強くてしつこい」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅続伸。米中の貿易協議進展を好感した。トランプ大統領は両国が部分的合意に達したと発表した。イランのタンカーが紅海で攻撃されたことも買いにつながった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は前日比1.15ドル(2.2%)高の1バレル=54.70ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は1.41ドル上げて60.51ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。週間ベースでは3月以来の大幅安となった。米中貿易協議や英国の欧州連合(EU)離脱交渉で進展が示唆される中、逃避需要が減退した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.8%安の1オンス=1488.70ドルで終了した。

原題:Trade Thaw Sends Stocks Surging and Street Says Rally Isn’t Over(抜粋)

Oil at Two-Week High After U.S.-China Reach Partial Trade Deal

PRECIOUS: Gold Posts Weekly Drop on Hopes of U.S.-China Deal

◎欧州債:英国債が下落、2営業日で6年ぶりの大幅な下げ

  11日の欧州債市場では、英国債が下落。欧州連合(EU)とジョンソン英首相がともに離脱合意は可能だと示唆したことで、同国10年債利回りは2営業日として6年ぶりの大幅上昇となった。ドイツ債も下落した。欧州中央銀行(ECB)が出資比率(キャピタルキー)を調整する可能性があるとの報道で、イタリア債は上昇した。

  • 英10年債利回りは13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.71%。短期金融市場はイングランド銀行の0.25%利下げをもはや完全には織り込んでいない
    • ユーロ圏の中ではアイルランド債がアウトパフォーム。英国の合意なきEU離脱不安が後退した。アイルランド国債管理庁(NTMA)は10日に予想を上回る額のグリーンボンドを発行し、11月に予定していた年内最後の債券発行を取りやめた
  • ドイツ10年債利回りは3bp上昇してマイナス0.44%、フランス10年債利回りは2bp上げてマイナス0.12%。イタリア10年債利回りは1bp下げて0.95%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Gilts Suffer Worst 2 Days Since 2013; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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