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Photographer: Nicky Loh

シンガポールの高級マンション市場が熱い-中国本土から買い手殺到

  • 1-9月に一等地で集合住宅購入の外国人、全戸の3分の1は中国勢
  • 混乱続く香港からの資金流入は一部観測に反し急増見られず
Residential buildings are reflected in windows at Gramercy Park, a freehold residential project developed by City Developments Ltd., in Singapore, on Thursday, May 19, 2016. City Developments, Singapore's second-largest developer, may seek to buy offices this year as rising interest rates makes such assets cheaper worldwide.
Photographer: Nicky Loh

シンガポール住宅市場では今、高級マンションが熱い。コリアーズ・インターナショナル・グループによると、中国本土から関心が高まっているためだ。

  香港の混乱を背景に香港人がシンガポールで不動産を購入するとの観測が一部で浮上していたが、必ずしもそうなっていないようだ。

  コリアーズでシンガポール調査担当責任者を務めるトリシア・ソン氏は「高級住宅販売の増加は、香港からの代替を求める中国の買い手が増えている可能性があるほか、人民元の値下がりを受けて中国から資金移動が起きたのかもしれない」と話した。シンガポール・ドルの方がより安定しているとの認識もあるだろうと付け加えた。

  今年1ー9月に、シンガポールの一等地で外国人が購入した集合住宅は315戸で、政府が不動産抑制策を2018年7月に導入する前のペースにほぼ回復した。うち、約3分の1に相当する97戸は中国本土の中国人が購入し、シンガポールでの外国人の買い手としては最大勢力となった。一方、香港人は8戸しか購入しなかった。

  ソン氏は「入手可能なデータに基づくと、香港マネーがシンガポールの住宅用不動産に急激に流入している状況を示唆する強い証拠は見られない。だが、特に高級住宅への中国人の関心は強まっていると認識している」と指摘した。

  シンガポール政府は不動産の価格別に国籍データ内訳は出していないが、今年1-9月に1000万シンガポール・ドル(約7億8600万円)以上で販売された集合住宅は75戸となり、これは10年全体と同水準だった。

Penthouse Living

Number of condo apartments over S$10 million transacted

Source: Colliers, URA Realis

Note: 2019 data is for first nine months.

原題:
Singapore’s Luxury Apartment Market Is Hot, Thanks to China(抜粋)

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