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Photographer: TOSHIFUMI KITAMURA/AFP

TOPIX反発、米中協議の進展期待や円安-景気敏感中心広く上げ

更新日時
  • トランプ大統領は劉鶴副首相と会談へ、「中国は非常に素晴らしい」
  • ドル・円は一時1ドル=108円10銭台と円安、原油や銅市況も上昇
Pedestrians are reflected on an electronics stock indicator at the window of a securities company in Tokyo on June 3, 2019. (Photo by Toshifumi KITAMURA / AFP) (Photo credit should read TOSHIFUMI KITAMURA/AFP/Getty Images)
Photographer: TOSHIFUMI KITAMURA/AFP

11日の東京株式相場は上昇し、TOPIXは3日ぶりに反発。米中通商協議の進展期待や為替の円安から業績懸念がやや後退し、自動車など輸出関連、鉱業や非鉄金属など市況関連主導で内外需とも広く上げた。

  • TOPIXの終値は前日比13.85ポイント(0.9%)高の1595.27
  • 日経平均株価は246円89銭(1.1%)高の2万1798円87銭と続伸

〈きょうのポイント〉

  • トランプ米大統領:米中貿易協議は順調に推移-劉鶴副首相と11日午後2時45分(日本時間12日午前3時45分)会談へ
  • 米大統領:中国は非常に素晴らしい、われわれは中国と合意できるか目にすることになる
  • きょうのドル・円相場は1日以来の一時1ドル=108円10銭台、前営業日の日本株終値時点は107円51銭
  • 10日の米ニューヨーク原油先物は1.8%高と反発、銅などロンドン金属取引所の金属市況も上昇

  三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは、米国はもともと協議での部分合意に反対だったとしながらも、「昨日あたりで少し変化が見られた。通貨協定と農産物の条件を入れ、産業補助金や構造問題は来年に持ち越そうというような部分合意の形になるのではないか」と話す。日本の3連休前に「ショートの巻き戻し」が出ているとみる。

  日本時間の米S&P500種Eミニ先物が堅調に推移する中、今晩の米中通商協議に対する期待が終始継続した。TOPIX、日経平均ともに2日以来の日中高値となり、15日に予定されている米国の対中関税引き上げ期限前にチャート上では2日と3日の間に付けた窓(空白)の上限を埋める格好となった。中国上海総合指数も午後に1%超まで上げ幅を拡大させた。

  みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は、今回の米中協議の結果に対し、市場ではミニディール成立が5割程度、何も決まらない現状維持で15日に米国が対中関税を引き上げるのが4割程度、決裂して関税報復合戦となるテールリスクが1割程度と推測。市場の米中交渉に対する事前の期待値は低いとみられるとして、「もしミニディールなら安心感が出てくる」と予想していた。

  • 東証33業種では鉱業や海運、証券・商品先物取引、輸送用機器、非鉄金属、石油・石炭製品、鉄鋼が上昇
  • サービスや情報・通信、水産・農林は下落
  • きょう算出された株価指数オプション10月限の特別清算値(SQ)算出で日経225型SQは2万1842円63銭、前日の日経平均終値比290円65銭高-ブルームバーグ試算
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