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トランプ大統領、米中貿易協議の初日は「非常にうまく行った」

更新日時
  • ワシントンでの閣僚級貿易協議は11日に再開される
  • 11日のトランプ大統領と劉副首相の会談で事態打開の可能性
トランプ大統領

トランプ大統領

Photographer: NICHOLAS KAMM/AFP
トランプ大統領
Photographer: NICHOLAS KAMM/AFP

トランプ米大統領は10日、米中閣僚級貿易協議の初日について「非常にうまく行った」と述べるとともに、11日には中国の劉鶴副首相と会うと語った。

  トランプ大統領はホワイトハウスを出る際に記者団に対し、閣僚級協議は11日に再開される見通しだと話した。米中間の閣僚級の対面協議は7月以来。

Chinese Vice Premier Liu He Visits U.S. For Trade Talks

左からライトハイザー米通商代表部(USTR)代表、中国の劉鶴副首相、ムニューシン米財務長官(10月10日、ワシントン)

  トランプ大統領は「協議は非常にうまく行っていると思う。彼らはこの後も少し話すが、基本的にはきょうの議論を終え、われわれはここであす彼らと会うだろう。極めて順調だ」と語った。

  トランプ大統領のこの発言が伝えられると、S&P500種株価指数先物は上げ幅を拡大した。

  トランプ大統領は完全な合意の方が好ましいと述べているものの、米中は共に、まずは部分的な合意を取りまとめ、双方の立場に大きな開きがある問題はその後に議論することに前向きのように見受けられる。知的財産権侵害や技術移転の強制などの問題への中国側の取り組みの約束が、米国の中核的な要求。

  今回の協議で進展が見られなければ、米国は15日に2500億ドル(約27兆円)相当の中国からの輸入品への関税率を25%から30%に引き上げる予定。12月15日には1600億ドル相当の輸入品への追加関税も発動する計画だ。

  トランプ大統領の通商問題のアドバイザーを以前務め、現在は法律事務所アキン・ガンプのパートナーであるクリート・ウィレムス氏はトランプ大統領と劉副首相の会談について、「今週これまで聞こえてきた話の多くとは違い、あすの会談の発表は重要な意味を持つ」と指摘。「私はかつて貿易交渉の場にいたが、トランプ大統領が直接関与した場合は常に事態が前進した」と説明した。

通貨協定

  ブルームバーグは9日、ホワイトハウスが、中国との貿易協議の早期妥結に向けた部分的合意に、過去に合意していた通貨協定を含めることを検討していると、事情に詳しい複数の関係者を引用して報じた。この部分的合意には、来週予定している対中関税引き上げの保留も含まれる可能性があるという。

  2月に最初に発表されたこの通貨協定に詳しい関係者によれば、同協定は米国がカナダ、メキシコと調印した米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に近い内容であり、20カ国・地域(G20)声明に盛り込まれた透明性のコミットメントも含んでいる。

  USMCAは調印国に対し、市場ベースの為替レート維持や、介入も含めた通貨の競争的切り下げの自制、経済・通貨安定に向けた経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)の強化を求めている。

原題:Trump: China Trade Talks Done for the Day, to Continue Friday
Trump Says Day 1 Trade Talks Went ‘Very Well;’ S&P Futures RiseTrump Says Day One of U.S.-China Trade Talks Went Very Well (1)(抜粋)

(通貨協定に関する情報を追加して更新します.)
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