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10月10日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンド上昇、離脱楽観-米中進展でドル一時108円台

10日のニューヨーク外国為替市場ではポンドが上昇。対ドルで2週間ぶりの高値を付けた。英国とアイルランドの首脳は英国の欧州連合(EU)離脱条件の合意へ「道筋」が見えるとの見解で一致した。一方、ドルは下落。米中通商協議の行方を待つ展開となった。

  • ポンドは3月半ば以来の大幅高。ジョンソン英首相とアイルランドのバラッカー首相は離脱合意に向けて一歩近づいた
  • ドルは幅広く下落。米中の閣僚級貿易協議では、部分的合意や通貨協定を巡って一致する可能性があるとの報道が流れた
  • トランプ米政権が華為技術(ファーウェイ)に対し、機密保持の必要性の低い製品を供給するライセンスを一部米企業に与える方針だとの報道も材料。トランプ大統領が中国の劉鶴副首相に11日に会うと明らかにしたことも、リスク選好ムードを強めた
  • ニューヨーク時間午後4時43分現在、ドルは対円で0.4%高い1ドル=107円92銭。一時は108円台に乗せる場面もあった。9月の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったものの、米国債が下落し、円売り・ドル買いが優勢
    • 利回りは世界的に上昇し、利回り曲線はスティープ化した。リスク選好の動きが復活したことが背景
    • 米東部時間の終盤に、中国との貿易協議は非常にうまくいったとのトランプ大統領の発言が伝わると、ドルは108円台に上昇した
  • ユーロは対ドルで0.3%高い1ユーロ=1.1008ドル。節目の1.1000ドルを上抜き、9月20日以来の高値
  • 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.4%低下。ドルは大半の新興国通貨や主要10通貨に対して下落。円も軟調だった

欧州時間の取引

  ユーロが大幅高。米中が部分的合意に至るとの楽観からドルの買い持ちを手じまう動きとなった。

原題:Pound Surges on Brexit Outlook; Risk-On Hits Dollar: Inside G-10(抜粋)

USD Extends Gain vs Yen After Trump Says China Talks Went Well

Euro Hits Two-Week High, Dollar Drops on Trade Hope: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が続伸、米中貿易協議に注目-国債下落

  10日の米株式相場は続伸。米国債利回りも上昇した。米中貿易協議の閣僚級会合が開かれる中、最新の展開に市場の注目が集まった。

  • 米国株は続伸、銀行や自動車の上げ目立つ
  • 米国債は下落、10年債利回り1.67%
  • NY原油先物は反発、米中が協議継続-OPEC表明も好感
  • NY金先物は反落、ダラス連銀総裁が利下げ限定論

  

  S&P500種株価指数は銀行や自動車株を中心に上昇。変動の大きい展開となった。アジア・欧州時間に米中交渉の進展を巡り相反するニュースが流れ、株価指数先物は時間外取引で荒い値動きとなっていた。

  S&P500種は前日比0.6%高の2938.13。ダウ工業株30種平均は150.66ドル(0.6%)上げて26496.67ドル。ナスダック総合指数は0.6%上昇。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.67%。

  経済指標の悪化や、過去数日に米中間に新たな緊張が生じたことを背景に、市場は神経質になっている。米中両国は7月以降で初めとなる閣僚級の貿易協議を開始した。ニュースが流れるたびに市場は動揺し、協議の長さから通貨協定の可能性に至るまで、トレーダーらは材料の消化に追われた。

  TIAAの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は「中国との貿易協議がすべてだ。これがどれほど予測不可能かは周知の通りだ」と指摘。「これまでかなり激しく一進一退を繰り返してきた。実際に合意が成立するまで待つしかないだろう」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。約3週間ぶりの大幅高となった。注目を集める米中の貿易協議は、初日の午後も継続。市場では楽観が続いている。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国は、相場下落を回避するためなら「手段を選ばない」と表明した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は前日比96セント(1.8%)高の1バレル=53.55ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は78セント上げて59.10ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ダラス連銀のカプラン総裁が米利下げについて、「本格的な引き下げサイクル」となるべきではないと述べたことから、長期的な金融緩和への期待が後退した。こうした期待を背景に、金価格に連動する上場投資信託(ETF)の保有高は、過去10年で最長の連続拡大を記録していた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.8%安の1オンス=1500.90ドルで終了した。

原題:Stocks Climb as Investors Focus on Trade Talks: Markets Wrap(抜粋)

Oil Climbs on Optimism Around Potential U.S.-China Mini Deal(抜粋)

Gold Falls as Fed’s Kaplan Says Rate Cuts Should Be Restrained(抜粋)

◎欧州債:英国債下落、EU離脱巡り楽観-英・アイルランド会談後

  10日の欧州債市場では英国債が下落。英国とアイルランドの首相が離脱条件の合意へ「道筋」が見えるとの見解で一致したことに反応した。ドイツ債は下落。米中貿易協議が始まり、トランプ米大統領が中国の劉鶴副首相に11日に会うと明らかにしたことを手掛かりに安全逃避買いの巻き戻しが起きた。

  • イタリア債も下落。前日の国債入札をこなし、さらに翌日の入札を控えてポジションが調整された。同国は11日、3年、7年、20年、30年債の入札で最大65億ユーロの調達を計画している
  • ドイツ10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇してマイナス0.48%、フランス10年債利回りは6bp上げてマイナス0.15%。イタリア10年債利回りは9bp上げて0.96%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Gilts Lead Declines Amid Brexit Optimism: End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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