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英・アイルランド首脳会談、離脱合意へ「道筋」見えると一致

更新日時
  • 会談後に共同声明、詳細にわたる建設的な話し合いだったと評価
  • 合意が「利益にかなう」と言明、英とEUは今後数日で集中的に接触

英国と欧州連合(EU)は、離脱条件の合意に向けて一歩近づいた。英国とアイルランドの首脳会談は前向きで、合意に向けた「道筋」を見いだしたと強調した。英ポンドは一時7カ月ぶりの大幅高を記録した。

  ジョンソン英首相がアイルランドのバラッカー首相をイングランド北西部に招き、会合を開催。1対1の会談は2時間半に及んだ。バラッカー氏は月末までの合意は可能だと確信していると述べ、離脱交渉当局者らにブリュッセルでの協議再開を促した。

  両首脳は会談後にツイッターで合同声明を発表し、「詳細にわたる建設的な話し合い」の中で合意への道筋につながる可能性を見いだしたと評価した。

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ジョンソン英首相(右)とアイルランドのバラッカー首相(左)(10日、英チェシャー)

  声明では、両国ともに「離脱合意を成立させることがあらゆる関係者の利益にかなうと引き続き確信している」と言明。「合意への道筋が見込めるとの点で一致した」と続けた。

  この声明発表後、ポンドは日中高値に上昇し、一時は1.8%高の1.2424ドルをつけた。

  バラッカー氏は会談後に記者団に対し、「ジョンソン首相とわれわれチームとの会談は非常にうまくいった。非常に前向きで、有望だ」と発言、「数週間以内の合意に向けた道筋が見えている」と語った。問題はなお残るものの、この日の会談は十分な進展で、英国とEUが正式に離脱交渉を再開することを望むと、バラッカー氏は続けた。

  声明のトーンは前向きだが、両首脳が直面する課題も浮き彫りにした。とりわけ国境をまたぐモノの検査方法やアイルランド島の地方自治体の発言権を確保する方法に議論が集中したという。

  バラッカー首相は英離脱問題を担当するEUの作業部会に意見を求める意向だ。英国のバークレイEU離脱担当相は11日午前、EUのバルニエ首席交渉官と会談する。

  アイリッシュ・タイムズ紙が報じたところによると、この日の会談ではジョンソン首相から関税問題について「非常に重大な動き」があった。EU側の譲歩に関する情報などはないと、同紙の政治編集者がツイッターで述べた。情報源は明らかにしていない。

原題:Johnson and Varadkar See ‘Pathway’ to a Possible Brexit Deal(抜粋)

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