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ユニゾHD、利益相反の恐れはないと認識-エリオットに反論

更新日時
  • TOBでは外部の法律専門家に助言を受けている
  • ブラックストーンと国内ファンドの買収提案を拒否

ユニゾホールディングスは10日、株式公開買い付け(TOB)を巡り筆頭株主の米エリオット・マネジメントから受けた質問状に対し、指摘をされていた「利益相反の恐れ」はないと認識しているとの見解を公表した。

  発表によると、外部の法律専門家に助言を受けているという。エリオットは9日、ユニゾHDの開示内容の欠如や対応に利益相反の「重大な懸念」があるとする質問状を送付していた。

  ユニゾHDは、旅行会社のエイチ・アイ・エスソフトバンクグループ傘下の投資ファンドであるフォートレス・インベストメント・グループからTOB提案を受けた。エリオットは、9月27日に公表された「基本方針」がTOBへの態度を8月に表明した際に存在していたかを質問していた。

  方針では、ユニゾHDの従業員が設立する会社を契約当事者に加えることのほか、買収後の利益回収のための資産売却時期や方法を選択できることを定めている。

  ユニゾHDは10日の発表で、基本方針は複数のスポンサー候補からの提案がユニゾHDが考える企業価値向上策を踏まえたものではないために作成したが、「買収提案に対する判断の基準を変更したわけではない」と主張。作成時期については言及していない。

  エリオットが懸念を示していた、TOB後に一部株式を取得するための「ユニゾ従業員等出資の会社」設立については、出資者に役員や執行役員は含まれないため、利益相反には当たらないと反論した。

  また、これまで買収提案を受けているとしていた世界最大の投資ファンドはブラックストーン・グループだと明らかにした上で、同グループの提案には引き続き応諾しないことを決定した。さらに国内の著名な投資ファンドからも8日に新たな買収提案を受けたが、応諾しないという。

  2020年3月期の純利益は従来比9.2%増の284億円に上方修正した。営業利益は同5.2%減の128億円。7-9月期に固定資産売却益を計上した。

(ユニゾの見解の詳細を追加します.)
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