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香港、世界金融危機以来のリセッション入りの恐れ-回復の兆し見えず

  • 7-9月に2四半期連続のマイナス成長となる可能性が高い
  • 事態を即座に好転させられる強力な措置を予想せず-ピクテ

香港は世界金融危機以来のリセッション(景気後退)入りの可能性に直面している。ここ数十年で最も激しい抗議活動が繰り広げられる中、直ちに回復する見込みはほとんどない。

  中環(セントラル)、銅鑼湾(コーズウェイベイ)、尖沙咀などの観光地では、高級ホテルや大型ショッピングモールおよび近隣の店舗やレストランは早々と店じまいするか、訪れる客が少なくなっている。たとえ営業していても、観光客の足が遠のいているため、店舗や空港は静かだ。

  地下鉄を運営する香港鉄路(MTR)は今月4日から週末の連休にかけて、全線を運休とした。抗議活動での覆面を禁止する「緊急状況規則条例(緊急法)」を林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が発動したことへの反発が広がり、抗議運動が過激化したためだ。

Hong Kong is on the verge of its first recession since the financial crisis

  香港経済が4-6月(第2四半期)に続き7-9月(第3四半期)にマイナス成長となるのはほぼ確実となっており、データはなお悪化している。問題は痛みがどれぐらいの規模でどれほど長引くかだ。

  香港政府は混乱が続く中、景気悪化に歯止めをかける政策手段があると説明するのに苦心してきた。

  ピクテ・ウェルス・マネジメントのアジア担当シニアエコノミスト、ドン・チェン氏は「事態を即座に好転させられる強力な措置があるとは予想していない」と指摘。同氏は香港が7-9月に2四半期連続のマイナス成長になると予測する専門家の一人。「最善のシナリオは、現在の政情不安を受け、構造的問題を解決するためのより長期的な計画や措置を策定できることだ」と述べた。

Protesters Mark The 70th Anniversary of People's Republic of China In Hong Kong

デモ隊と機動隊が衝突(10月1日)

原題:
Hong Kong Is Sinking Into a Recession With No Recovery in Sight(抜粋)

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