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Photographer: Paul Yeung/Bloomberg

米国が対中通貨協定を検討、部分的貿易合意の一環-関係者

更新日時
  • 部分的合意に通貨協定を盛り込み、その後に中核問題を交渉と関係者
  • 通貨協定などでの前進を関税引き上げ先送りの理由とする可能性も
A Chinese one-hundred yuan banknote is placed in front of a U.S. one hundred dollar banknote in an arranged photograph in Hong Kong, China, on Monday, April 15, 2019. China's holdings of Treasury securities rose for a third month as the Asian nation took on more U.S. government debt amid the trade war between the world’s two biggest economies.
Photographer: Paul Yeung/Bloomberg

ホワイトハウスは、中国との貿易協議の早期妥結に向けた部分的合意に、過去に合意していた通貨協定を含めることを検討している。協議に詳しい複数の関係者が明らかにした。この部分的合意には、来週予定している対中関税引き上げの保留も含まれる可能性があるという。

  米国によれば、米中両国は今年、貿易協議が暗礁に乗り上げる前に通貨協定で合意していた。関係者によると、ホワイトハウスが第1段階と位置付ける中国政府との合意に通貨協定を盛り込み、その後、知的財産や技術移転の強制といった中核的な問題に関して交渉するという。

  通貨協定などで前進を示すことができれば、来週の関税引き上げを先送りする理由となり得る。

  10日から始まる閣僚級貿易協議のため劉鶴副首相率いる中国代表団はワシントンに到着。そうした中、米政権内部で通貨協定の検討は行われている。閣僚級の米中対面協議は7月以来となる。

Vice Premier Liu He Leads Chinese Trade Delegation In Washington

劉鶴副首相

Photographer: Alex Edelman/Bloomberg

  オフショア人民元はアジア時間10日早朝に下落していたが、その後反発し、約0.3%高となっている。米中貿易協議の先行き不透明感が広がり、米株価指数先物は午前に大きく変動した。

  米中交渉では補佐役に回っているロス米商務長官は9日、中国を批判。中国の貿易慣行は「さらに悪く」なり、関税により中国は自らの行為に「注意を払わざるを得ない」状況に置かれていると、シドニーでの講演テキストで指摘した。

  トランプ政権は今週、中国・新疆ウイグル自治区でのイスラム教徒への人権侵害に関与したことを理由に中国の複数のハイテク企業を米企業との取引を制限するブラックリストに掲載すると表明。また、同自治区でのイスラム教徒の身柄拘束に関係する中国当局者への査証(ビザ)発給を制限する方針も発表し、中国政府への圧力を強めた。

  また、ロケッツのゼネラルマネジャー(GM)による香港の抗議参加者を支持するツイッター投稿を巡る米プロバスケットボールNBAと中国の対立も米中関係の緊張を高めている。  

Upcoming Dates in the U.S.-China Trade Tussle

原題:U.S. Weighing Currency Pact With China as Part of Partial Deal(抜粋)

(米商務長官の発言や背景などを追加して更新します.)
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