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Photographer: Erik Von Weber/The Image Bank

ロボット対ロボットの社債取引、アライアンスBが3社と実行

  • シティとモルガンS、RBCが取引を完了させた
  • 現時点ではまだトレーダーに取って代わるものではない-担当者
Wiring on computer server
Photographer: Erik Von Weber/The Image Bank

アライアンスバーンスタイン・ホールディングは、取引相手方のロボットと直接、社債取引を実行するロボットを導入した。同社は8月にこのシステムを利用し、シティグループとモルガン・スタンレー 、ロイヤル・バンク・オブ・カナダの同様のロボットと3件の取引を完了させた。

  モルガン・スタンレーのクレジット電子取引戦略グローバル責任者、マリアンヌ・リヒター氏は、「従来の人間対人間の取引を基に、機械と機械が取引できるように強化した」と述べた。

  コンピューターは既に株式トレーディングを変えたが、社債市場は金融デジタル革命がまだ及んでいない最後の領域の一つだった。しかし債券の電子取引が広がるに伴い、各社が人工知能(AI)利用拡大と大量データ処理に取り組んでいる。

  自動化の波はUBSグループやHSBCホールディングスなどのトレーディングデスクに及び、債券の販売をより効率的にしている。グリニッチ・アソシエイツが今年に入って実施した調査に協力した資本市場参加者の40%以上が、自分の所属する金融機関がトレーディングにAIを活用していると答えた。17%は向こう2年以内に導入するとしていた。

  しかし、アライアンスバーンスタインによると、ロボット同士の社債取引はこれが初めてだった。

  ロボットは同社の仮想アシスタント「アビー」の拡張版で、データを分析してトレーダーが売買するのに最適な債券を特定する。アライアンスバーンスタインは1日に約400万のデータポイントを収集し、ビッドとオファーの価格を含め最良の取引方法を探る。

  取引実行には通常、多くの手動ステップが含まれ、トレーダーは現在、電話やインスタントメッセージで相手側と取引の規模、価格、期間を交渉するのに最大20分かかる。ロボットを使用すれば、これがほぼ一瞬でできるようになる。

  アライアンスバーンスタインの債券トレーディング世界責任者のジェームズ・スウィッツァー氏は機械について、「人間がより賢明な判断を下したり、より効率的に作業するのに役立つ」とした上で、将来的には別として、「現時点ではトレーダーに取って代わるものではなく、単に取引を支援している」と説明した。

  シティとモルガン・スタンレーは、取引の性質によっては、アルゴリズムが人間の命令なしに取引および実行のリクエストを直接処理できるようになると期待している。 RBCキャピタル・マーケッツの広報担当者はアライアンスバーンスタインとの取引についてコメントを控えた。

原題:Bond-Trading Bots on Verge of Becoming Masters of the Universe(抜粋)

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