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超長期債が上昇、30年入札結果順調で買い優勢ー先物は中期債売り重し

更新日時

債券市場では超長期債相場が上昇。この日に実施された30年国債入札が市場予想を上回る結果になったことを受けて、超長期債を中心に買いが優勢になった。一方、中期ゾーンには売り圧力が根強く、先物相場の上値を抑えた。

  • 新発20年物169回債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)低下の0.19%、30年物63回債利回りは1.5bp低い0.36%、40年物12回債利回りは3bp低い0.405%
  • 新発10年物356回債利回りは0.5bp低いマイナス0.215%、一時マイナス0.22%
  • 新発5年物140回債利回りは1bp上昇のマイナス0.35%
  • 長期国債先物12月物の終値は2銭安の155円00銭。30年入札結果の発表後に一時155円05銭まで上昇場面も、その後は上値の重い展開

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 30年債入札結果は強い。生命保険は金利が上がれば素直に買いたい。9月は日銀のスティープ(傾斜)化策がワークしたが、生保が期末で買い難かったためだろ
  • 超長期債は10月に入って素直に買われており、9月のようなスティープ化は起こりにくいのではないか
  • 一方、5年債は売られており、9月はマイナス金利深掘り観測でヘッジの買いも入ったようだが、いったん外す動きが出ているのかもしれない
長期国債先物12月物の日中取引推移

30年債入札

  • 最低落札価格は100円40銭と、ブルームバーグがまとめた市場の予想中央値100円25銭を上回る
  • 投資家需要を反映する応札倍率は前回3.45倍を上回る3.87倍。小さいと好調さを示すテール(最低と平均落札価格の差)は前回11銭から6銭に縮小
  • 備考:日本債券:30年利付国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.315%-0.350%-0.215%0.190%0.360%0.405%
前日比+1.0bp+1.0bp-0.5bp-1.0bp-1.5bp-3.0bp
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