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8月の機械受注2.4%減、2カ月連続マイナス-基調判断据え置き

更新日時
  • 製造業は1.0%減、非製造業は8.0%減、外需は21.3%増
  • 非製造業がマイナスというのが大きい-農中総研の南氏

8月の機械受注は、民間設備投資の先行指標となる船舶・電力を除く民需の受注額が前月比2.4%減と、2カ月連続のマイナスとなった。市場予想は1.0%減だった。基調判断は「持ち直しの動きがみられる」に据え置かれた。内閣府が10日発表した。

         

キーポイント
  • 8月の民需(船舶・電力除く)の受注額は前月比2.4%減の8753億円-市場予想1.0%減
    • 製造業は1.0%減の3802億円-2カ月ぶりマイナス
    • 非製造業は8.0%減の4773億円-2カ月連続マイナス
    • 受注額の前年同月比は14.5%減-市場予想8.4%減
  • 業種別では、製造業が17業種中、造船業や非鉄金属など9業種が減少。非製造業は12業種中、建設業や情報サービス業など8業種が減少
  • 外需の受注額は前月比21.3%増の9757億円-2カ月ぶりプラス
  • 基調判断は「持ち直しの動きがみられる」-5カ月連続

 

船舶・電力除く民需(前月比)

エコノミストの見方

農林中金総合研究所の南武志主席研究員:

  • 非製造業がマイナスというのが大きい。これまでずっと強かった分、ひと休みということかもしれないが、こういった動きが続くようだと景気後退というのは十分あり得る
  • 製造業は基本的には悪い。それを非製造業が支えてきたというのが実態だろうが、じわじわ効いてきている。やはり賃金、所得が伸び悩み、消費マインドが悪化しているのでそれが非製造業にも響いてくると思う
  • 日本銀行にとっては追加緩和の環境はじわじわと整ってきていると思う。ただ10月末に経済・物価の基調は変わってないと判断するかもしれないので、追加緩和をするかは微妙なところだろう

背景

  • 9月の工作機械受注額(速報値)は前年同月比35.5%減と12カ月連続で前年割れ。好不況の目安とされる1000億円を2カ月連続で下回った
  • 9月の米ISM製造業景況指数は47.8と市場予想に反して一段と活動が縮小し、2009年6月以来の低水準となった。世界的な景気減速や米中貿易戦争が製造業セクターを圧迫
  • 世界貿易機関(WTO)は今年の世界貿易の伸び率見通しを1.2%に下方修正した。これは10年ぶりの低水準。4月時点の予想は2.6%だった
(2段落目に詳細を追加し、エコノミストコメントを差し替えて更新しました)
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