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Photographer: Yuriko Nakao

日本株反落、米中摩擦激化や円高で業績懸念-機械など景気敏感株安い

更新日時
  • 米国は中国当局者のビザ発給を制限、中国は米禁輸措置に報復示唆
  • ドル・円は一時1ドル=106円台、FRBはバランスシート拡大へ
The logo of Japan Exchange Group Inc. (JPX), the operator of the Tokyo Stock Exchange (TSE), is displayed on an electric board, seen through glass panels reflecting market indices, at the bourse in Tokyo, Japan, on Thursday, Dec. 17, 2015.
Photographer: Yuriko Nakao

9日の東京株式相場は反落。米中摩擦の激化懸念や為替の円高から業績不透明感が強まり、機械など輸出関連、素材、海運株といった海外景気敏感株中心に下げた。銀行や保険など金融株も軟調。

  • TOPIXの終値は前日比4.80ポイント(0.3%)安の1581.70
  • 日経平均株価は131円40銭(0.6%)安の2万1456円38銭

〈きょうのポイント〉

  • 米国:ウイグル族弾圧で中国当局者のビザ発給を制限-圧力強化
  • 米ブラックリストへの報復に「乞うご期待」-中国外務省報道官
  • 貿易協議の中国代表団、ワシントン滞在を1日短縮か-SCMP紙
  • きょうのドル・円相場は一時1ドル=106円90銭台と円強含む、前営業日の日本株終値時点は107円41銭
  • FRB議長、当局はバランスシート拡大を再開へ-量的緩和は否定

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は「ニュースフローで動く投資家が多い」として、米中通商交渉については「結論が良いものもなく決裂もない。先送りになるのではないか」と述べた。 

  米中閣僚級貿易協議が迫る中、楽観と悲観を日々繰り返す相場展開がきょうも続いた。下げの中心は景気敏感業種で、市況関連の下げが目立つ。みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリストは「交渉の結論が予測できないため事前のニュースフローに反応してしまう」と指摘。「マーケットの不透明感が強い背景には米国を含めたグローバル景気の減速がある」と話す。

  もっとも、きょうの株価指数は朝方に売りが一巡した後は内需中心にやや下げ渋り傾向も示した。東証1部売買代金は4日連続の2兆円割れと様子見ムードは強く、売り圧力も限定的だった。FRB議長の発言について、しんきんアセットの藤原氏は「量的緩和は否定しているが、そのぶん利下げなどにまた配慮していくと市場はみている。利下げだと市場はポジティブに捉えていく」とみていた。

反落
  • 東証33業種では鉱業や石油・石炭製品、保険、証券・商品先物取引、海運、鉄鋼、機械などが下落
  • 電気・ガスや食料品、建設、不動産、陸運は上昇
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