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債券小幅高、リスク回避の買いが支え-30年入札控え超長期は上値重い

更新日時

債券相場は小幅高。10日から始まる米中閣僚級通商協議を巡る不透明感を背景にしたリスク回避の買いが先行した後、あすに30年利付国債入札を控えた売りで超長期ゾーンを中心に上値の重い展開となった。

  • 新発10年債利回りは前日比1.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.22%で取引開始し、その後はマイナス0.215%
  • 新発30年債利回りは0.5bp低い0.37%で開始し、午後は0.375%。新発40年債利回りは0.5bp高い0.435%
  • 長期国債先物12月物の終値は7銭高の155円02銭。取引開始直後に155円15銭まで上昇したが、その後は上げ幅を縮め、一時は154円99銭まで伸び悩み
  • 12月物の日中取引売買高は1兆1175億円と、中心限月で7月29日以来の低水準

市場関係者の見方

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 米中貿易交渉は再び雲行きが怪しくなっており、目先は悪い方の材料が出て債券が買われている
  • 中国側が折れる理由はなく、米国が折り合うのかも不透明で、懸念はなかなか消えない
  • 一方、10日の30年債入札に備えて、調整売りが出ている感もある
長期国債先物中心限月の日中取引推移と売買高

背景

  • 米国が中国監視カメラ2社などブラックリスト掲載-人権侵害で制裁
  • 米ブラックリストへの報復に「乞うご期待」-中国外務省報道官
  • 8日の米国市場では株安・債券高とリスク回避の展開

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.330%-0.360%-0.215%0.200%0.375%0.435%
前日比-0.5bp横ばい-1.0bp横ばい横ばい+0.5bp

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