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資生堂、急成長の米スキンケアブランド保有会社を買収

更新日時
  • 買収する「ドランク・エレファント」は米国で若い世代中心に人気
  • 今年の売上高は67%増見込む、譲渡実行日は2019年12月期中を予定

資生堂は8日、米国の人気スキンケアブランドを保有するドランク・エレファント・ホールディングス(デラウェア州)を現地子会社を通じて買収することで合意し、持ち分譲渡契約を締結したと発表した。買収規模は8億4500万ドル(約910億円)になるとしている。

  資生堂の発表資料によると、同社の株式を100%取得する予定。譲渡の実行日は2019年12月期中を予定している。買収資金は手元流動性資金と銀行借り入れにより充当し、同期の資生堂の連結業績に与える影響は軽微としている。

Drunk Elephant Holdings products

スキンケアブランド「ドランク・エレファント」の商品

Source: Shiseido Co.

  ドランク・エレファントHDは米国で若い世代を中心に人気があるスキンケアブランド「ドランク・エレファント」を保有。肌に悪い影響を与える原料を排除するなどの商品哲学で支持を集め、ブランド発足から7年で売上高は100億円を超える規模に成長した。

  製品は仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン傘下で化粧品や香水を専門に取り扱う「SEPHORA(セフォラ)」チェーン店などを通じて米国全土で展開し、今年の売上高は前年実績から67%増の1億2500万ドルを見込む。

  資生堂としては同ブランドを加えることで主力のスキンケア事業を強化し、米国エリアをはじめ世界規模で事業や収益の拡大を実現する狙いがあるとしている。

  同社広報担当の佐藤純氏は、「肌にも環境にも良いもの」というドランク・エレファントの理念が同ブランド本拠地の米国で若年層の支持を得ており、資生堂はその理念がグローバルでも受け入れられる可能性があると考えるとコメントし、のれんなど買収関連費用の計上は来期以降を見込むと述べた。

(発表の詳細や会社側のコメントなどを追加して更新します)
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