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ドル・円は小動き、米中貿易協議の途中経過待ちー107円台前半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=107円台前半で小動き。今週開催予定の米中貿易協議をめぐって楽観論と悲観論が交錯し、積極的な取引は手控えられた。

  • ドル・円は午後3時49分現在、前日比0.1%高の107円35銭。一時107円44銭まで上昇もレンジは23銭にとどまる
  • ユーロ・ドルは前日比0.1%高の1ユーロ=1.0984ドル

ドル・円は上値は重いが、下値も固い

市場関係者の見方

マネーパートナーズの武市佳史チーフアナリスト

  • 10日と11日の米中協議を控えて読み合戦の様相だが、楽観論と悲観論が交錯する神経質な展開で、どちらにも方向感は出ていない。ドル・円の上値は重い一方、極端な悲観論は後退しているので下値は固い
  • 中国側がある程度は妥協して決裂は回避されるのが基本線とみており、ドル・円はどちらかと言えば上方向に行きやすいだろうが、今の段階で決め打ちするわけにはいかない
  • 米雇用統計で金利先安観は幾分後退しているが払しょくはされていないため、パウエルFRB議長の講演内容次第で若干は揺れ動く可能性はある

三井住友銀行の山下えつ子チーフエコノミスト(ニューヨーク在勤)

  • 米中の貿易協議が今週の目玉。ある程度のディールを見込む楽観論と大した内容にはならないという悲観論が交錯し、為替相場も振らされている
  • この協議はいったん摩擦が激化した経緯があるので、ある程度の結果が出れば市場全体に好感されるとみられ、基本的にはドル高・円安に動きやすい

背景

  • 米中貿易協議では、10日から上級レベルの協議を催す見通し。中国側は劉鶴副首相率いる代表団が訪米
  • 中国当局者はトランプ米大統領が求める幅広い通商協定での合意に一段と消極的な姿勢
  • トランプ米大統領は部分的な対中貿易合意は望んでいないと発言
  • 日経平均株価は米中交渉への期待や中国株高から前日比1%高の2万1587円78銭で取引を終了
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