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10月7日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、中国が米通商交渉の工程表用意との報道で

  7日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。中国は米国との通商協議では可能な部分で合意を取りまとめ、より困難な問題は来年に交渉する工程表を作成する用意があるとの報道を受け、ドル買いが入った。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。ドルはほとんどの主要10通貨に対して上げた
    • 中国のニュースを受け、ドルは対円で損失覚悟の買い戻しも巻き込み、先週半ば以来の高値を付けた
    • ニューヨーク時間午後4時45分現在、ドルは対円で0.3%上げて1ドル=107円29銭
    • 劉鶴副首相が訪中した要人に対し、中国の産業政策や政府補助金の改革に関するコミットメントを盛り込まない提案を行うと語ったと、関係者が明らかにし、朝方にドルは対円でこの日の安値まで下げた
    • クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は中国との貿易協議に米国チームは先入観を持たずに臨むとしながらも、結果は予想しなかった
  • トルコがシリアのクルド人勢力を攻撃するのを米国は静観するとの報道が流れ、ニューヨーク原油が上昇。カナダ・ドルも上げたが、リスク回避の動きからスイス・フランも高くなった
    • 政策変更を共和党議員らから激しく批判されたトランプ大統領は、具体的には言及しなかったものの、トルコが「一線を越える」行動に出たなら、トルコ経済を「完全に破壊し、壊滅させる」とツイッターに投稿。姿勢を修正する格好となった
  • 対ユーロでは0.1%高い1ユーロ=1.0970ドル

欧州時間の取引

  ドル指数が5営業日ぶりに上昇。今週から始まる米中通商協議に対する楽観が弱まったことが背景にある。

原題:Dollar Gains Amid Talk of Partial China Trade Deal: Inside G-10(抜粋)

Dollar Rises With Havens as Trade Woes Take Over: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株反落、国債も安い-米中貿易交渉に焦点

  7日の米株式相場は反落。米中貿易交渉の行方に関心が集まった。米国債は軒並み下落。特に短期債の売りがきつかった。

  • 米国株は反落、米中貿易交渉の行方に関心が集中
  • 米国債は軒並み下落、短期債が特に売られる
  • NY原油は反落、約2週間ぶりの大幅高から反転
  • NY金先物は続落、レンジ上抜けを悲観

  S&P500種株価指数は薄商いの中、前営業日の終値を挟んだ小幅なレンジ内にとどまった後、マイナス圏で引けた。中国が米国との貿易協議で取引に応じる用意があるとの臆測が広がり、株価を支えた。一方で、中国側としては議論したい問題の範囲がかなり狭まっていることをこの数週間の会合で示唆したと、関係者が明らかにし、先行きへの悲観は根強い。

  S&P500種は前営業日比0.5%下げて2938.79。ダウ工業株30種平均は95.70ドル(0.4%)安い26478.02ドル。ナスダック総合指数は0.3%下落。米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.56%。

  先週までは弱い経済データを踏まえ、保護主義的な政策が世界経済の成長を抑制する最大の要因として注目されていた。今週はワシントンで米中が閣僚級の貿易交渉を再開するため、市場の関心は貿易に戻った。経済統計が発信した減速シグナルを受け、追加利下げの臆測を強めたトレーダーらは、政策金利の軌道を見極めようと今週公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨に注目している。

  QMAのポートフォリオマネジャー、エド・キャンベル氏は「エスカレートする地政学的リスクと、世界の主要中央銀行で金融緩和が追加されるという、相反する流れがあるが、高い不確実性があるため、このうちどちらの力が最終的に勝るのか現時点で判断するのは本当に難しい」と述べた。

  米国債市場では終日利回りが上昇する展開。先物の出来高は平均を下回り、方向性を欠いた。投資適格級の社債発行や米国債の入札予定など、供給圧力が上値を抑えた。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。一時は約2週間ぶりの大幅高となったが、経済成長やエネルギー需要、地政学的な安定を巡る相反する材料が相次ぎ、上げを消した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は前日比6セント(0.1%)安の1バレル=52.75ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は2セント下げて58.35ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。スポット価格は9月全体で下げ、5カ月ぶりのマイナスだった。世界経済の減速兆候や地政学的な緊張だけでは、金は最近のレンジから上抜けできないとの見方が広がった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.6%安の1オンス=1504.40ドルで終了。

原題:U.S. Stocks Slump as China Trade Meeting Looms: Markets Wrap(抜粋)

Crude Surrenders Gains as Trade Talks Loom, Demand Woes Deepen

Gold Looks for Lost Mojo as Cooling Economy Fails to Spark Gains

Treasuries Bear Flatten, Futures Volumes Poor in Muted Session

◎欧州債:イタリア債とドイツ債は下落、ポルトガル債は小幅上昇

  7日の欧州債市場ではポルトガル債が小幅上昇。同国ソブリン債の格付けが引き上げられたほか、6日投開票された総選挙で与党社会党が勝利したことが響いた。イタリア債は下落。ギリシャ債を中心に周辺国債が下落した。

  • イタリアは3銀行によるシンジケート団を通じ、複数のトランシェでドル建て債を発行する
    • ギリシャは5銀行によるシンジケート団で、2029年3月償還債(表面利率3.875%)を発行する
  • ドイツ債は下落。中核国債は準中核国債を下回るパフォーマンスだった
  • ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇してマイナス0.58%、フランス10年債利回りは1bp上げてマイナス0.27%。イタリア10年債利回りは2bp上げて0.85%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Portugal Holds Ground as Peers Fall; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(米国株・国債・商品、NY外為市場を更新します)
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